辛酸なめ子氏

宮殿前広場で待っていたら、放送で「お出ましになられるのは
天皇皇后両陛下、皇太子殿下、秋篠宮殿下、同妃…」と、
雅子様が欠席であることがそれとなく発表され、
待っている人々の間にざわめきが広がりました。
ざわざわ・・・の中には「やっぱりな」という声、
「わかってたことだけど」と残念そうなおばさん、
「どうせまた具合悪いんだろ」と吐き捨てるおじいさん
「こういうのに慣れていかないと自分が辛くなるのにね」と
咎めるような口調で語る若い女性、など
国民の間に全体的に非難ムードが広がっているのを肌で感じました。
皇居前に集まる敬虔で質素な国民たちは、背の高い外人観光客を見て
「また大きな外人で見えないよ」と口々に文句を言うくらいですから、
もともと外国的な人や物が苦手なのかもしれません。
雅子様の外人っぽいムードも、受け入れられにくいのだと思います。

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月刊現代  2006年11月号
悠仁親王におかれましては、退院時の健やかなご様子を拝見し、
心からお慶び申し上げます。紀子妃が抱かれるおくるみから覗く黒髪は
フサフサとされていて、いかにも生命力がお強そう。頼もしい親王さまです。
女性・女系天皇論支持者からは、「万が一があったら」と危惧する声もありますが、
「スピリチュアル・パワーが守ってくださるから、大丈夫」と確信しています。
私は毎年、初日の出を拝むような心境で、皇居の一般参賀に参ります。
ロイヤルファミリーがお姿をお見せになると、あたりに荘厳な空気が漂い、
まるで光が射し込んでくるようです。
紀子妃ご懐妊の発表の日に、
ゆかりの蘭「プリンセス・キコ」が開花するなどの吉兆がみられましたので、
なんとなく親王がお生まれになるのではないかなと思っていました。
紀子妃は帝王切開でのご出産当日、
秋篠宮さまに、「いってまいります」と一言残されて手術室へ運ばれ、
無事ご出産を終え病室に戻られたとき、「帰ってまいりました」と仰いました。
この、まるで武士のようなりりしい言葉からは、
「この国は自分が背負うのだ」という並々ならぬご覚悟が読みとれます。

一方、ご病気を理由に祭祀や公務には出られないのに、
プライベートなお出ましや乗馬が出来る雅子さまのご様子には
首を傾げたくなることが多々ある。
オランダではハーグの国際司法裁判所を皇太子殿下を伴って見学した
『娘がお父さんの仕事場を見せに、彼氏・亭主を連れて行くなんて、ありえない』
雅子さまは、お父さまを尊敬するあまり、皇室に敬意を払ってないのでは?
雅子妃のキャリアウーマンイメージは虚像、幻想であり、
ご本人が一番ジレンマに苦しんでいるのでは?

(2011年3月)
GLOW with People 話題のあの人をスタイリング!
第五回 皇太子 徳仁親王妃 雅子
コラム 辛酸なめ子  スタイリング 青木千加子
雅子様のコーデを考えてみました!
御成婚前、20代の雅子様のファッションは、近寄り難いコンサバ・キャリア系。
仕事に行く時はネイビーのスーツで颯爽と歩き、ふだんのお出かけも毛皮やウールなど
見るからに高そうな重厚感あふれるコートを着こなし、
中には゛君島”的なスーツを着用、どこに出てもナメられない威圧感が漂っていました。
当時、自分も30歳前後になったら大人の女としてああいう格好をしなければならないと、
焦燥と羨望の入り交じった眼差しで見ていた覚えがあります。
20代で若いはずの当時の雅子様の写真は、なぜか今も年上に見えて、永遠のお姉様のようです。
今「40代女子」とか「大人可愛い」といったアンチエイジングスタイルが定着していますが、
コンサバ死守の雅子様は絶対にそっちに行かなそうな、かたくなさがあります。
「私はハーバード大&東大&オックスフォード大で学んで、元外務省のキャリアウーマンなのよ」
という揺るぎない自尊心を、今もお持ちでいらっしゃると推察します。
常に肩パッドが手放せないのも、そんな女のプライドからかもしれません。
御成婚前からこれまでの写真を見ると、たいていジャケットなどをお召しになってやたら
カッチリされています。
美智子皇后陛下がおしゃれなワンピースを着こなされていたのと比べると、
オーソドックスで型にはまった印象が。
真面目すぎて不器用な生き方がファッションに表れているようです。
美智子様は、皇室という閉じられた世界に入りながらも、絵本の翻訳をされたり、
読書について英語で講演をされたり、ご自分の才能を生かせる方向を見いだされていたのに、
雅子様は「外国に行けないのが苦痛」と自分の殻に閉じこもってしまい、もったいないです。
しかし最近は徐々に公務の回数も増やされて、今年の1月2日は新年の一般参賀全5回に御出席。
薄いブルーのスーツが鮮やかでした。雅子様は不思議とセレモニーなどで
他の妃殿下と衣装の色やデザインがバッティングすることが多かったのですが、
今回の一般参賀は誰ともかぶらず、ご自身のスタイルを取り戻しつつあるようです。
ただ、ふだんはベージュやグレーなど地味な色合いのジャケットをお召しになることが多く、
超ロングヘアなので重い印象になっていました。
気分をポジティブにするには、服だけでも明るい色にされるのがよいと、
一般庶民として甚だ僭越ながら思う次第です。
知的な雅子様はブルー系がよくお似合いになられますが、これまで愛子様のご披露など
慶祝の席ではよく白をお召しになっていて、実は白が勝負カラーなのかもしれません。
キャリアウーマンという言葉の呪縛に縛られながらも、本質はピュアなお嬢様で
あらせられる雅子様に白はぴったりです。
「徳においては純真に、義務においては堅実に」という
母校雙葉学園の校訓を象徴するような無垢なカラー、白。
たまには肩パッドなしの薄手のワンピースなどいかがでしょう。
肩の力が抜けてユルく生きられそうです。
白いひらひらしたワンピ効果で、超ロングヘアも妖精っぽく見えてきます。

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