海外へ行きたかった発言

ニュージーランド・オーストラリアご訪問に際し(平成14年)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/02/gaikoku/gaikoku-h14-nz-australia.html

皇太子妃殿下
ご質問にありましたように,今回公式の訪問としては8年ぶりということになりまして,
ニュージーランドとオーストラリアを訪問させていただくことができることになり,
大変うれしくまた楽しみにしております。中東の諸国を訪問いたしました折のことは
今でもとても懐かしく本当にいい経験をさせていただいて,その時の思い出は今でも皇太子さまと
よく話題にしたりしておりますけれども,その後8年間ということで,そのうち最近の2年間は
私の妊娠そして出産,子育てということで最近の2年は過ぎておりますけれども,それ以前の6年間,
正直を申しまして私にとりまして,結婚以前の生活では私の育ってくる過程,
そしてまた結婚前の生活の上でも,外国に参りますことが,頻繁にございまして,
そういったことが私の生活の一部となっておりましたことから,6年間の間,外国訪問をすることが
なかなか難しいという状況は,正直申しまして私自身その状況に適応することに
なかなか大きな努力が要ったということがございます。

今回,昨年子供の愛子が誕生いたしまして,今年,関係者の尽力によりまして,
ニュージーランドとオーストラリアという2か国を訪問させていただくことができることになりましたことを
本当に有り難いことと思っております。


また,日程の中で博物館などを訪れて先住民族であるマオリのことなども見せていただけると思いますし,
そういったいろいろなプログラムを心から楽しみにしております。
そして,また,小児病院なども訪れることになっておりますけれども,
私たちの子供がまだ小さいということで,というか,ちょうど子供が誕生してということで
子供の施設というようなことで,そういうプログラムを考えていただいたんだと思いますけれども,
そういう病院で入院している子供さんたちに,何らか励ましてあげることができたり,
ということで少しのお仕事ができればうれしく思います。

私たちが残していく子供の愛子につきましては,殿下もおっしゃいましたけれども,
なるべく普段どおりということを心掛けて行ってまいりたいと思います。
両陛下が,皇太子さまがお生まれになって初めて外国ご訪問になった時は,
皇太子さまはまだ生後半年か7か月ぐらいのことで,皇后さまもどんなにか
ご心配でいらっしゃいましたことと存じ上げます。
そして,その中でいろいろと本当に細やかにお心を配られて皇太子さまがお元気に,
特に両陛下のご訪問は長くていらしたと伺っておりますので,
その間,皇太子さまがお元気にお過ごしになられるように大変お心をお砕きになられたというふうに
存じ上げております。今回,幸い子供はもう1歳の誕生日も迎えまして,
1日の生活のリズムも大体できておりますし,先ほど皇太子さまもおっしゃいましたように,
これまで国内の旅行を何回か,そういう形でのお留守番というのは何回か経験しておりまして,
いつも変わりなく元気に過ごしているようでございますので,
いつも職員の方で本当によく面倒を見てくれていますので,
その点本当に安心して預けて参りますことができますことは大変有り難く思っております。



<関連質問>
問 妃殿下にお尋ねしますけれども,先ほど1問目のお答えの中で,
ご結婚以前の生活は外国に頻繁に行かれていて生活の一部になっていたと申し上げられましたが,
ご結婚してから,なかなかそういう機会に恵まれず,
大きな努力があったというふうにおっしゃいましたけれども,その時のお気持ちですね。
努力があったこととか,自分なりに気持ちの整理などされた部分もあると思いますけれども,
その辺をもう少しお聞かせ願いたいと思います。


皇太子妃殿下
そうでございますね。また子供が生まれましてからいろいろ状況も変わっておりますので,
その前のことをはっきりと思い出すのもなかなか難しい面もあるのですけれども,
やはり国民の皆さんの期待というものが,いろいろな形での期待があって,
その中には子供という期待もございましたし,他方,仕事の面で外国訪問なども国際親善ということでの
期待というものもございまして,そういう中で,今自分は何に重点を置いてというか,
何が一番大事なんだろうかということは,随分考えることが必要だったように思います。
結婚後,いろいろな機会に恵まれて,国内各地を訪問することができまして,
それは,私のそれまでの生活の中では,なかなか国内の各県をまわったりということは,
それまでは余り経験―もちろん私的な旅行で観光地のような所をいろいろ訪れるという機会はもちろん
何度もございましたけれども―いろいろな地方へ行って,その地方の特有の文化ですとか,食事ですとか,
施設,いろいろなものを見せていただいたり,そういう中で,
国内のことについていろいろな事の理解を深めることができたということはとても大きく,
私にとっても財産になったと思っております。
そして,もちろんこちらにおりましても外国からのお客様をお迎えしたりとか,
また,両陛下がお迎えになる外国のお客様とお会いしたりという形では,
もちろん,外国の方とのつながりというものは続けてきたわけではございますけれども,
今回久しぶりに公式に訪問させていただくということで,それから,申し忘れましたけれども,
公式の訪問以外には,ジョルダンのフセイン国王が亡くなられた折のご葬儀と,
それからベルギーの皇太子殿下がご成婚なられた時には,
そちらに伺わせていただくことができましたことも大変有り難かったと思っております。







天皇陛下は新聞で雅子妃のこの発言を読んで驚き、
確認したいからと職員に会見文書と映像を持ってくるようにとおっしゃった。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
参考

オーストラリアで施設を訪問
車椅子の子供に愛子さまの写真を見せ、写真を指差し「oh like you! !」[(歩行器の愛子と)同じね]
おそらく悪意ではない。親しみを込めたつもり?なのかもしれない。
以前、これは微笑ましいエピソードとして皇室特番などでは字幕つきで放映されていた。
たが批判が多くなると次第に字幕はなくなり、音声は消えた。
もっと時間がたつと、あれは、向こうの職員(あるいは案内者)の発言と言い出す者まで現れた。
そして、さも雅子さまが発言したのではないかのように
故意に手を加えられた動画がインターネット上にあげられている。


2013年6月9日BS朝日 皇太子ご夫妻のご成婚20周年の番組
平成14年にニュージーランドとオーストラリアを訪問された時のエピソード。
白人の少年から花束を貰って、雅子さまがハグしてほおを触れる挨拶をしようと体を近づけたら、
少年は握手しようとして手をだし、なにかちぐはぐなことになってしまった。


  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

海外へ行けない悩みは成婚1年目には周囲にもらしていた

<高知県橋本大二郎知事のメールマガジン>
あの記者会見での発言があった後のことですが、ある方から
「私の知りあいの女性に、時々雅子さまとお会いする機会のある人が いるのですが、
ご結婚から一年あまりたった頃から、雅子さまがなかなか外国に行けないと言う悩みを
何度もおっしゃるので、そのうち深刻な問題になるのではと思っていたら、
案の定このようなことにと言っていました」という話を聞きました。
ということは、かなり以前から、この問題はくすぶっていたことになります。



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