適応障害

2004年7月30日 「適応障害」と発表

雅子さまは「適応障害」 病名公表、自身で決意
宮内庁の林田英樹東宮大夫は30日の定例記者会見で、
長期静養中の皇太子妃雅子さま(40)の病名について「適応障害」と初めて公表した。
関係者によると、雅子さま自身が医師らと相談した上で病名公表を決意したという。
発表前に天皇、皇后両陛下にも経緯を報告した。
「適応障害」の原因について、林田氏は医師団の見解として「皇太子妃という特別な立場、
懐妊や流産をめぐる問題、公私の区別をつけにくい多忙な生活に伴うストレスがあった」と説明。
その結果、不安や抑うつ気分が現れたとしている。
現在の治療は、日々の生活環境をストレスのないものにすることと精神療法が中心だが、
少量の薬物療法も併用しているという。林田氏は「病状は改善傾向にあるが、
不安を中心とした症状は依然ある」と現状を説明、当面は「公務復帰を具体的に検討するより、
まずは心のエネルギーを高めるような私的活動を優先していただく」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040730-00000162-kyodo-soci

<雅子さま>医師らと文言考え病状発表
「適応障害」。宮内庁は30日、皇太子妃雅子さまの病名を明らかにした。
雅子さまの療養は昨年12月から約8カ月間という長期に及び、公務復帰のめどは立たないというが、
最近はテニスをするなど回復の兆しが見られるという。厚生労働省によると、
一般の会社員が職場で、適応障害などを発症するケースは年々、増加しているのが現状で
「誰でもかかる病気」だ。同省は検討会を設けるなどして対応に努めている。
今回の病状発表は、雅子さま自身が皇太子さまや医師らと十分な協議をしたうえで判断した。
宮内庁関係者によると、最近の雅子さまは自身の病状を公表することに前向きで、
数日前から医師らと文言を考えた。「できるだけ早く体調を元に戻したい」などと話しており、
公務に復帰する気持ちが強いという。雅子さまは昨年12月から公務を休み、
3月末から約1カ月間、長野県軽井沢町にある小和田家の別荘で静養した。
帰京後は、お住まいの東宮御所で過ごし、敷地内を散策する程度だった。
だが、今月に入ってから顕著な変化が見られるようになった。
天皇、皇后両陛下は今月10日、赤坂御用地であった親睦(しんぼく)テニス会に参加した際、
東宮御所に立ち寄った。この時は主に皇太子さまが応対したが、
雅子さまも長女、敬宮(としのみや)愛子さまと一緒に両陛下にあいさつした。
12日に皇太子さまの恩師でオックスフォード大のピーター・マサイアス元教授が東宮御所を訪れた際、
雅子さまも同席した。また、散策の際に皇太子さまと数十分間、テニスをするようにもなった。
宮内庁関係者は「ご本人は体調がなかなかよくならない現状に歯がゆい思いを抱いている。
時間はかかるかもしれないが、必ず元気になると思う」と話している。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040730-00000140-mai-soci

雅子さまの病状は「適応障害」 宮内庁が診断結果公表
皇太子妃雅子さまの病状について、宮内庁の林田英樹東宮大夫は30日の定例会見で、
ストレスにより、抑うつ症状や不安な気持ちになる「適応障害」との診断結果を公表した。
昨年12月から公務を休んで以来、病名の公表は初めて。
現在の状態については「徐々にではあるが、回復の兆候がみられる」と説明した。
治療については、「周囲の環境を変えてストレスを和らげる『環境調整』や
話をすることで気持ちの整理を図る『精神療法』などのほか、少量の薬物療法も併用している」と説明。
最近は、立ちくらみや頭痛などが減り、テニスや皇太子さまの進講にも同席した。
現時点で病名を公表した理由について「治療がある程度軌道に乗り、
(発表しても)妃殿下への負担があまりかからない段階になったため」としている。
ただ、公務復帰については「今は復帰を具体的に検討するより、
まずは心のエネルギーを高めるような私的活動を優先していただく」と具体的な見通しは示さなかった。
また、林田東宮大夫は、妃殿下の症状は両陛下の住まいがある皇居にうかがった時に悪くなる、
との一部雑誌の報道について、「事実ではなく、両殿下は不本意に思っておられる」と強調した。
(07/30 20:00)
http://www.asahi.com/national/update/0730/019.html

皇太子妃雅子さまの病状について宮内庁東宮職が発表した要旨は次の通り。
医師団としては、現在の皇太子妃殿下の置かれている環境、
とりわけ皇太子妃という特別な立場からくる苦労や懐妊・流産をめぐる問題に加え、
公私の区別をつけにくい毎日の多忙な生活などに伴う一連のストレスを主要な要因とする適応障害によって
不安や抑うつ気分が現れており、公務を行うのが困難な状態にあると考えている。
また、特別な立場での出産とその後の育児と公務の両立による負担なども、
現在の病状に影響を与えていると判断している。治療としては、環境調整と精神療法を中心に行い、
少量の薬物療法を併用している。特にこれからは、今後の公務の在り方を良く検討するなど、
妃殿下を取り巻く環境を整えていくことが大切になると考えられる。
幸い、妃殿下は元来精神的な健康度が非常に高い方(かた)で、皇太子殿下の力添えをいただきながら、
最近では医師団の意見を参考に短時間テニスをしたり、進講に同席したりするなど、
徐々にではあるが回復の兆候が見られている。ただ、一般的に精神的な健康の回復にはかなりの時間がかかる。
したがって、今は公務復帰を具体的に検討するより、
まずは心のエネルギーを高めるような私的活動を優先していただくようにお願いしている。
その際、緊張を強いられる状況は、治療的な観点から望ましくない影響を与える可能性が高いため、
医師団としては慎重を期したく、メディアの取材を当面控えていただきたくお願いする。
また、治療に好ましくない影響が生じることを避けるため、医師団への直接の取材は遠慮いただきたくお願いする。

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