オランダ静養をめぐって

2006年6月23日
沖縄慰霊の日にオランダ行きを発表

皇太子ご一家、静養のためオランダへ
宮内庁の野村一成東宮大夫は23日の定例記者会見で、皇太子ご一家が8月中旬から下旬にかけ、
静養のためオランダを私的に訪問すると発表した。
雅子さまは心身の不調で療養が続いているが、海外での静養は極めて異例だ。
皇太子ご夫妻での海外訪問は02年にニュージーランドとオーストラリアを公式に訪れて以来で、
愛子さまは初めて。
http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY200606230523.html

皇太子一家オランダ静養へ 8月、雅子さま治療兼ね
宮内庁の野村一成東宮大夫は23日、定例記者会見で、皇太子ご一家が8月中旬から下旬にかけて
私的にオランダを訪問し、雅子さまの治療を兼ねて静養されると発表した。
皇太子ご一家としての外国訪問は初めてで、
静養を目的として私的に海外を旅行するのは過去にはなかったケース。
雅子さまの治療を担当する東宮職医師団は
「静かな環境でのご静養、特に3人でゆっくりと時間をお過ごしになることは治療的に有意義」
などとする見解を宮内庁を通じて公表。天皇、皇后両陛下も理解を示しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060623-00000141-kyodo-soci

皇太子ご一家、静養でオランダへ=8月中・下旬、女王の招待受け
野村東宮大夫によると、
オランダのベアトリックス女王から1年ほど前に外交ルートを通じて、静養のために滞在の招待があった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060623-00000096-jij-soci


週刊文春2006年7月6日号
「東宮の変」再び
4年ぶりの外訪を決めた側近「3人組」
宮内庁幹部が洩らした「そんなに外国に行きたいのか」
小和田夫妻の住むオランダが選ばれたもう一つの理由
「雅子さまはかわいそう」現地マスコミの論調
前代未聞の私的渡航費用は「1億円」
沖縄慰霊の日の突然の発表で記者もビックリ。
今の日蘭の友好関係は、長い時間を掛けて両陛下が築き上げてきたもの。
その努力の歴史の上に成り立っている中で、
皇太子一家が私的な静養で行かれるのはいかがものか。
この海外訪問をまとめたのは、野村東宮大夫と末綱東宮侍従長と大野医師。
7月は葉山と那須で二度の静養の予定。
オランダ行きは私費で最小限に抑えるそうだが静養に掛かる経費の総額は億単位になる見込み。

野村大夫・小和田家・外務省が画策し、両陛下や宮内庁が事後承諾に追い込まれた。
オランダ女王からの招待は1年前から話があったが、皇室典範改正の動き・紀子様ご懐妊を経て、
4月に小和田家と親しい野村外交官を東宮大夫に送り込み、
両陛下や宮内庁に知らせず急ぎ海外静養を強行した勢力に対して、
両陛下も宮内庁も何の対策もとれなかった。


女性自身
今回のご静養が東宮大夫から発表されたのは6月23日ですが、
それを聞いた両陛下は大変驚かれ、困惑されたご様子だったと聞いています。
両陛下の侍従長が、即刻、野村東宮大夫を呼んで事情説明を求めたと言われています。
長年に渡ってオランダ王室とのご親交を深めてこられたのは両陛下ですからね。
両陛下にしてみれば、ご自身の長男夫婦が海外王室のお世話になるのに、
それをご存じなかったでは、親の立場としては”面目が立たない”と思われたのではないでしょうか。
とくに美智子さまは礼節を重んじるお方ですから、
そのことを皇太子ご夫妻に伝えたかったのかもしれませんね。(皇室ジャーナリスト松崎敏弥氏)
葉山では、皇太子さまの口からオランダご静養の経緯が両陛下にご説明されるはずだったと言われていますが、
それが急に中止になったのも、6月23日に突然、東宮大夫から発表されたことに、
両陛下が困惑されたことが原因のようです。
要するに、”話の順番が違う”ということではないでしょうか。(松崎氏)
「国民は、もうあたたかく見守るのは限界」(橋本氏)


週刊女性
オランダ行き 一部に「東宮サイドの独走」という批判がある
旧宮家関係者「すぐにお世継ぎに恵まれ、昭和天皇の下で温かい家庭作りをしてきた美智子皇后と
世継ぎのプレッシャーに押しつぶされた雅子妃は違いすぎる紀子妃のような従順さがあれば・・・
だが、それもないものねだり。
とにかく、雅子妃の病気の原因は皇室という特殊な環境」

女性自身
オランダ静養を親に相談もせず勝手に決めた困惑の為」葉山静養は無しにした
オランダご静養は、オランダ女王から1年前にご招待があったからと言われていますが、
海外でのご静養は皇太子ご夫妻も望んでいたことだと思います。
雅子様の主治医が、ご両親のいるオランダでの治療を勧めていたのも、
皇太子さまと雅子さまのご意向を汲んでのことでしょう。でも、皇太子さまも雅子さまも、
お立場上、そんなことはご自身の口からは言い出せない。だから”ご招待されたから訪ねる”
という形にしたのではないでしょうか。野村氏は外務省のOBですから、
そのコネを使って強力な根回しをしたと思います。
でも、そのことが宮内庁内の一部関係者には”独断””暴走”と批判されているのです。
とくに両陛下にたいして事前にご相談もなかったようですから。(皇室ジャーナリスト)

週刊文春2006年7月27日号
天皇皇后と雅子さま「水入らずご静養」中止の真相
オランダ行き最優先「東宮の暴走」で… 
千代田側は、東南アジア訪問の凄まじいハードスケジュールのお疲れを癒してもらおうと、
「両陛下水入らず」の葉山ご静養を計画していた。しかし、週刊文春に発表された
「皇太子ご夫妻葉山ご静養」のスケジュールを見て愕然とする。
野村東宮大夫は、千代田側に何の根回しもしないうちに勝手に葉山静養のスケジュールを
きめてしまったという大失態。あわてて千代田側に「両殿下も葉山にご一緒したいご意向です」と伝えるも、
やんわりと拒否される。しかも、この「やんわりと拒否」が新たな波紋を呼ぶ。
千代田側の渡辺侍従長は、野村の打診に対して『今回は両陛下お二人でお休みいただきたいと思っている』
という回答。この言葉を額面通りに受け取れば侍従長の「感想」であり、両陛下の「回答」ではないのだが、
これが宮中における「否」の伝え方。しかし、田舎役人の野村にはこれが通用しなかった。
不幸な事件は概報の「ホタルの夕べ」で起こった。
皇太子が両陛下に向かって「葉山の件、ぜひよろしくお願いします」と言ってしまい、
拒否の意向が伝わっているものだとばかり思っていた両陛下は大層驚かれた。
それでも言葉を選びながら「今回は…」とやんわりとお断りの意思を伝えたとき、
雅子さんは落胆の色を隠すことなく顔色を変えて横を向いてしまった。
その、雅子さんの落胆ぶりを見た両陛下は、自分たちの葉山静養を躊躇され、御所での静養に至った。
オランダ静養をスムースに実現させるためには、
「葉山での仲睦まじい両陛下と両殿下」の映像をマスコミに流す必要があった。
その功を焦った野村と、そうはさせまいと頑張った千代田側の綱引き。
皇太子様にはオランダ静養のことを両陛下に説明したいという気持ちがあったのだろうが、
それなら皇居に参内すればいいはず。おそらく雅子さんはオランダ静養に向けて気持ちが
高ぶっていたのだろうが、断られるとは想定外だった
おととしの夏ごろ両陛下が何度となく皇太子夫妻を御所にお招きになった際はほとんど来なかった。
しかも、陛下のホルモン療法開始に当たって皇太子に相談したいとお声をおかけになったときにも来なかった。
それなのに自分の希望は強く言う。なぜ配慮ができないのか(千代田側関係者)
今の東宮職は何かあると開き直り、すぐに「医師団の意見」を持ち出して意見をさしはさませない。
オランダで小和田夫妻に会うことも強く否定しているが、
これが実現したら批判がでかねない(宮内庁担当記者)
今の東宮職は短いスパンでしかものを見ていない(皇室ジャーナリスト)
野村は今回の両陛下の静養中止について、「自分は知らない」
そもそも御用邸とは天皇陛下のためのもので陛下以外の皇族が静養されるときでも
陛下からお招きを受けてから考えるという筋合いのもの。
お招きもないのに具体的に日程を決めたり検討していることがおかしい。
野村はまず、渡辺侍従長と相談すべきでした。その側近同士のやり取りの中で両陛下のご意向を拝察する。
なにごとにも慎重を期し、横の横の横、裏の裏の裏までしっかり見通す。
それこそが側近の仕事というものです。(皇室ジャーナリスト)
雅子さまは元気に見えるのに両陛下に会う用事は病気を理由にキャンセルが多い、
那須の静養もあちこちから非難されているのに、
もう少し両陛下のお気持ちを汲むべきではないか。(皇室ジャーナリスト)
2週間のオランダ静養の直前に那須に行く必要があったのか、これではご静養三昧ではないかという声が出ている。
時期も問題。記録的な豪雨で甚大な被害が出ており、不自由な生活を余儀なくされている人も多い。
本来ならご夫妻でお見舞いに行かれてもしかるべきところ。
それなのにこんな時期にご静養に行くことが国民の理解を得られるだろうかと首を傾げる職員も多い。
宮内庁内部から「もう少し両陛下のお気持ちも考えていただきたい」と聞こえてくる。
両陛下は東南アジアご訪問、その後も国内のご公務が目白押し。
ともに70歳を超え、天皇陛下は毎月前立腺がんの治療を受けている。
皇后陛下も一時体調を崩されるなどお疲れが目立つ(宮内庁記者)
本来なら名代として皇太子ご夫妻にご公務を務めていただき、両陛下こそお休みいただきたいところ。
皇太子ご夫妻はなぜ両陛下のそうしたお気持ちを汲まれないのか、そうした声が出ている
本来なら東宮大夫と東宮侍従長が侍従長などにスケジュールを伺い、日程を調整するべき。
しかしオランダ行きも両陛下に事前に相談せず独断で決めたフシもある。
こういう状態が続くと結果的に皇太子ご一家が孤立してしまう可能性がある(皇室ジャーナリスト)
2年前に、ホルモン治療始めた陛下のお見舞いにやっと出かけた時も、
「雅子に私的外出をさせる為には、その前に両陛下の所に顔出しておかないとマズイかな?」という
皇太子の意向があった。それを聞いた両陛下の側近は激怒したという。


週刊現代7月14日号
異例のオランダ静養は英断か暴挙か、東宮チーム雅子妃が嫌われる理由
オランダには両親である小和田夫妻がいる
計画は極秘裏に進められた
全国紙政治部記者
小和田氏と親交のある野村大夫、皇太子の英国留学中に警備を務めた末綱侍従長が組んで計画を推し進めた。
野村大夫が小和田氏の意を受けて実行したのです。
陛下のご学友・橋本明氏
まず国内での皇室外交がちゃんとできるようになってからでないとおかしいのではないか。
精神科医・和田秀樹氏
適応障害は元の環境に戻ると再発する可能性がある。雅子妃が帰国されて症状が悪化しなければよいが
今回の計画を進めた手法には宮内庁内部から批判の声が上がっている
宮内庁関係者「東宮職とはいえ、あまりに皇太子一家に偏ったやり方はいかがなものか」

週刊ポスト
雅子妃強行突破!「両親とオランダ静養」の賭け
「民間機ファーストクラス搭乗」「随行員20人」・・・皇室大激震
皇室ジャーナリスト神田秀一氏
「継承権第一位の立場にある皇太子が私的な旅行で2週間も日本を離れるのは異例中の異例のこと」
6月23日東宮大夫定例記者会見でオランダ静養が発表されると、
ふだんはおとなしい記者たちから次々に質問が飛んだ
「それは公務なのか私的な旅行なのか」
「なぜ海外で静養なのか」
「公務もままならないのに、長時間のフライトに耐えられるのか」
野村東宮大夫は「1年ほど前、オランダのベアトリクス女王から招待されていた」ことを強調。
期間中王室との交流といった公務は予定されていない静養は私的な旅行。
公務ならば愛子さまを伴うことはできない。
宮内庁関係者「完全に私的な旅行で皇太子・皇太子妃が2週間も国を空けるのは前例がない。
宮内庁職員にも賛否両論があり、特に天皇・皇后両陛下の周辺では反発の声があがっているようだ」
野村大夫は発表にあたってあらかじめ文書を用意し、会見終了後すぐにFAXで宮内庁関係部署に伝えた。
宮内庁記者
「その手際の良さから、疑問や非難の声が上がるのは承知の上で、
何が何でも決行するという強い意志を感じた」
そこまでして強行する理由は何か
皇室ジャーナリスト松崎敏弥氏
「雅子さまの病状があまり改善されないことに対し、東宮職の中には焦燥感があるのでは。
思い切って海外へ出ていただき、宮中祭祀への出席といったストレスから解放し、
病状の回復を図ろうとしているのではないか」
だが、そうとは発表できないので「オランダ女王からの招待」という点を
ことさらに強調したというのが皇室記者たちの見方
宮内庁内部からは異論、皇室記者からは疑問が出る中、
計画を押し通すことができたのは大きな後ろ盾があったから
実現に向けて奔走したのは記者会見を取り仕切った本人、野村東宮大夫
小和田氏とも親しく、雅子妃が「野村のおじちゃま」と呼んで慕っていた人物
宮内庁関係者「野村大夫が皇太子・皇太子妃の意を汲み、
外務省時代の人脈を駆使してEU各国の担当者とも相談しながら実現を図ったようだ」
また今年の6月16日には「香淳皇后例祭」を欠席しながら、翌日にはオペラ鑑賞。
「仮に8月15日を外して出かけられるとしても、直後に外国で羽を伸ばすようだと
国民から非常識だとの声が上がるのではないか。ご旅行に”裁可”を下すのは天皇陛下。
雅子さまの健康を考え、やむなく今回は許可されたと思われるが、内心は複雑な思いなのでは?」(宮内庁関係者)
疑問をすべて払拭したとしても根本的な疑問が残る。
ファーストクラスとはいえ12時間以上の狭所での移動は適応障害の雅子妃に支障はないのか。
かつて東宮職医師団が見解を発表した際、地方訪問などの移動を伴う公務が病気への引き金になったとし、
皇太子も「疲れやすさ」を心配していたからだ。
「適応障害」に詳しい新潟青陵大学教授・碓井真史氏
「適応障害は身体の病気ではない。雅子さまは一時の最悪な状況は脱し、
心臓、血圧、血管などに問題もないので、長いフライトでも影響は少ないだろう。」
宮内庁記者
「雅子さまとすれば、逆風は承知の上で、宮内庁の反対を強行突破、
海外療養計画を推し進めたのかもしれません」
しかし忘れてならないことがある。これらがすべて税金をもとに行われるということだ。
私的な旅行といっても、東宮侍従、女官、愛子さまの養育係、皇宮警察などが随行しその数は20人ほど。
さらに、在オランダはもちろんEU各国の日本大使館も、24時間体制で対応を迫られる。
「億単位の経費がかかるのは間違いない」(宮内庁記者)
費用は内定費(天皇家と皇太子家に支給される生活費)から支出される。
それは皇太子ご一家3人にかかる費用にすぎず、国家公務員である随行員の移動費、滞在費、
現地大使館員の臨時給与などは政府がそれぞれの予算から支出することになりそうだ(神田氏)
いずれにしろ、私的な旅行のために多額の税金が投入されることは確かだ。
宮内庁関係者の苦言
「もし今回のオランダ静養がさしたる回復効果も生み出さなかったり、
事故が起きたりすれば宮内庁に事後承諾のような形で
オランダ療養を押し切った皇太子ご一家を批判する声が一気に噴出しかねない。
皇太子殿下も、これまで雅子さまの療養となれば公務より優先してきたが
今回ばかりは天皇・皇后両陛下と雅子さまとの板挟みになっているのではないか
かくも波乱含みのオランダ療養は、皇太子・雅子妃にとっていわば大きな”賭け”
それが吉と出るよう国民としては少しでも早い回復を祈るしかない。

週刊朝日
皇室ジャーナリスト河原氏コメント
「公務に対してとても消極的。今回の旅行に国民の税金を使っている自覚があるのか。」
「自分の行動優先今の雅子様はお荷物。」

7月24日
皇太子一家那須静養
駅前で、皇太子さまを足で促す雅子さまの映像。
数年前までは1000人ぐらいがお出迎えしていたが、今年は250人。

静養での様子(TBS)
愛子さまはガチャガチャが好きで何度も回す
テディベア美術館で弁当箱その他たくさんのお買い物
雅子さまが財布から5000円札を出し愛子さまが支払う。
「初めてなんですよ」と雅子さんが店員に話しかける
(※去年も初めてと言っていた)

週刊ポスト2006年8月11日号
オランダ静養前の”慣例”に東宮大夫が「異例」の回答
雅子妃「両陛下にご挨拶なし」に会見場が揺れた!
7月21日、東宮大夫の定例記者会見で、
記者が「オランダ静養に行く前の両陛下へのご挨拶はいつになるのか」と質問。
東宮大夫は「医師団がお勧めしていないようなので、行くかいかないかわかりません」と回答。
その後「両陛下に失礼にならないように配慮する」とフォロー
海外渡航の前後に宮中三殿に参り、その後両陛下にご挨拶するのは宮中の慣例。
これで行かないとすればかなり異例のこと。
「医師団の勧めがない」という事で行かない可能性も強い。
皇居に上がるというのはそれだけ緊張を強いられることなので仕方がないという見方も。
両陛下は東南アジアご訪問、その後も国内のご公務が目白押し。
ともに70歳を超え、天皇陛下は毎月前立腺がんの治療を受けていて、
皇后陛下も一時体調を崩されるなどお疲れが目立つ。本来なら名代として皇太子ご夫妻にご公務を務めていただき、
両陛下こそお休みいただきたいところ。


週刊ポスト2006年8月18・25日号
雅子妃オランダ静養行は総費用はなんと推定1億円超
小和田夫妻が帰国したのはオランダ静養に向けての打ち合わせが目的であることは 
想像に難くない。今回の「ご静養」への批判が高まり、両陛下に仕える侍従職と東宮職との
不協和音が表面化してきたという背景がある。
小和田夫妻の緊急帰国は東宮職と相談し、そうした事態に対処するためと見られている。
皇室ジャーナリスト 松崎敏弥氏
「異例の海外静養に尽力したのは小和田氏の元部下で家族ぐるみの付き合いがある野村東宮大夫。
事前の相談も十分でなかったようで、両陛下は大変困惑された。
オランダは反日感情が強かったが、両陛下の長年の尽力でそれが和らいだ。
それだけに両陛下には今回のご静養でオランダ王室に迷惑をかけはしないかという心配もある。
各方面に与える影響も鑑みてオランダ行きを快くは思っていないようだ」
実際、影響は各方面に出ている。
欧州勤務の経験がある元外務省高官の話
「オランダでは100人近い日本大使館員が動くことになる」
24時間態勢。欧州各国の大使館から交代制でサポート要員が駆り出されることになりそうだ。
そのため外務省内部からは不満の声も噴出している。
「娘可愛さのあまり、小和田さんが野村さんにオランダでの静養を頼んだのではという見方をする人もいる。
この時期のヨーロッパには国会議員が外遊に訪れるため、現地大使館の負担は倍増。
それがわからないはずはないのだが」
2000年の天皇皇后両陛下のオランダ訪問時に連日デモが続いたことから一部で警備の不安も指摘されている。
日本から同行する皇宮警察の警備担当者は4〜5名。現地オランダにも警備を依頼することになる。
警備責任者のアベルドールン市軍事警察署司令官。
「陸と空の両方で警備を強化する。それ以外はシークレットだ」と神経を尖らせている。
オランダ行きは公務ではないためJALの通常便を使う。
東宮の発表によれば、11名の随行員と4〜5名の警備員が同行し、ご一家を含めると総勢20名ほどになる。
アムステルダム行きにはこの時期ファーストクラスの設定はなかったが、
8月17日の成田−アムステルダム、31日に帰国するアムステルダム−成田便にだけは
旅行代理店も知らないうちにファーストが設定された。
費用面でも天皇家に与える影響は大きかった。
大手航空会社関係者 
「ファーストクラスの貸し切り費用が約2000万円。警備担当者などが使うビジネスクラスの費用が約500万円。
多少割引があるとしても、計2000万円超往復で約4000万円になる」
これ以外に食費、移動費、警護費、大野教授の拘束費、出張費、オランダ王室へのお礼などを合わせると
「少なく見積もっても1億円を超すのではないか」(松崎氏)
生活費を含む天皇家の私的費用は年間3億2400万円(内廷費)そのうちの5000万円ほどが
皇太子ご一家のために使われる。今回の静養は私的な「お出かけ」なので
本来はこの内廷費から支出。だが年間予算の枠を大きく超えている。
松崎氏
「そのため皇太子ご一家のこれまでの蓄えも使われ、さらに随行員にかかる費用は
公務のための費用である宮廷費からも捻出すると聞いている」
両陛下が葉山静養を直前に取り止めた一因はこの巨額費用の問題があったと見る向きもある。
ある皇室ジャーナリスト
『皇太子ご一家は静養しすぎ』という批判がある上に、今回はお金がかかりすぎる。
それがわかっているのにご自分たちも静養したのでは国民の理解が得られないのではと両陛下は思われたようです」
皇室ジャーナリスト河原敏明氏によれば、両陛下は万事において質素を旨とし、
まして国民に余計な負担はかけたくないという思いを常に抱かれているという。
「それだけに両陛下は、皇太子ご一家のオランダ行きは国民に対して心苦しいお気持ちでいっぱいのはず。
雅子さまが十分に公務をなされた上での海外静養なら、国民も笑顔で送り出せる。
これだけ各方面から批判の声が上がっているのは国民に受け入れられてない証拠」

週刊ポスト2006年9月1日号
私的なお出かけで2週間も国外に出るのは異例。
宮内庁内部で十分な根回しなく、東宮幹部の独断で決まった。
推定1億円以上もの費用がかかる。
オランダはイスラム人口17%。テロ未遂事件はオランダにとって、対岸の火事ではない。
オランダではテロや過激化するイスラム教徒にたいして厳重な警戒を6000人の軍事警察が行っている。
その中で皇太子一家の警備も同時進行。
宮内庁内部でも「出発見合わせ」「滞在スケジュールを洩らすな」などなど出た。
インドネシア独立以来、オランダは経済地盤が低下。国民感情が反日だった。
それを両陛下がそれを鎮めてこられた。
「外務省内部には、ご静養は日本の国益にとって、マイナスであり、
延期すべきだったという厳しい意見もあります」(外務省元幹部)
オランダTVクルー「儀礼上、静養の延期・中止を求めることはできないが、情勢を考え
日本の判断で延期や中止を申し入れて欲しかったーこれがオランダ王室や政府の本音」