女帝阻止

2006年2月
典範改正は「当分延期」 中曽根氏が見解
中曽根康弘元首相は9日、京都で開幕した関西財界セミナーの講演で、
秋篠宮妃紀子さまの懐妊を踏まえた皇室典範改正案の見通しについて
「当分延期になるだろう。小泉総理も(慎重姿勢に)変化する。
大方の国民もそうなってよかったと思っているだろう」との見解を示した。
天皇家の後継問題については「歴史的、伝統的なものであって憲法以前の問題だ」と持論を強調。
女性、女系天皇を容認する改正論議は「慎重に議論し、少なくとも2、3年は費やす必要がある」と指摘し、
あらためて改正推進派をけん制した。
また靖国神社の参拝問題についても触れ「(戦争の犠牲者は)総理ではなく、
天皇陛下を待っている。天皇陛下が参拝できる場をつくるのが総理の仕事だ」として、
戦争責任者の分祀論を展開した。(京都新聞) - 2月9日15時29分更新


★皇室典範 首相、改正案を断念 慎重論強く混乱回避
小泉純一郎首相は九日、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案の今国会提出を断念した。
複数の政府筋が明らかにした。
秋篠宮妃紀子さまのご懐妊により、政府・与党内に慎重論がいっそう強まったことを受け、
国政の混乱を回避するためにも提出は困難だと判断したものとみられる。
これによって、小泉政権下での改正の動きは“凍結”されることになった。
政府筋によると、
首相は九日午後、安倍晋三官房長官と首相官邸内でひそかに皇室典範改正案の取り扱いを協議した。
首相は、紀子さまが無事に出産されるまでは、国論の深刻な対立を避けるためにも皇位継承問題をこれ以上、
政治の場で取り扱うべきではないと判断。今国会での法案提出を断念する考えを伝えた。
首相はさらに、山崎拓自民党元副総裁とも会い、「国論の分裂は望ましくない。
全会一致が 望ましい」と述べた。ただ、首相は記者団には、
「よく議論すれば改正が必要だという認識になる」と語り、
法案提出断念が苦渋の決断だったことをにじませた。
皇室典範改正をめぐっては、自民党内で賛成派と慎重派が激しく対立。
先月末、麻生太郎外相や中川昭一農水相ら有力閣僚が相次いで慎重な意見を表明したこともあり、
「首相が法案提出を強行すれば政権を揺るがす事態になりかねない」(閣僚経験者)との
見方が広がっていた。首相は九月に退任する意向だが、安倍官房長官や麻生外相をはじめとする
「ポスト小泉」候補の多くは、改正そのものに消極的だ。
このため、次期政権で再び皇室典範の改正論議が浮上するかどうかは不透明だ。

<皇室典範>次の政権は報告書に縛られず 柴田室長 (2006/3/8)
内閣官房皇室典範改正準備室の柴田雅人室長は8日、
女性・女系天皇を容認する有識者会議の報告書について
「一般論で言えば、所管大臣が諮問したものは次の大臣でも有効に活用される。
しかし次の大臣が新たに諮問することを妨げるものではない」と説明した。
これで、報告書の扱いは「ポスト小泉」に委ねられることになる。

八木秀次 『本当に女帝を認めてもいいのか』
さまざまな噂B―小和田家の意向
噂はいろいろあるが、早い話が本当のところはどうもよく分からない。
ただ宮内庁がずいぶん前から、皇位継承問題を研究していたのは事実である。
しかし、その内容も果たして女帝を容認するものなのか、男系継承を続けて行くのか、
正確なところは分からない。
こういう生臭い説もある。現行の皇室典範の規定では、今上天皇の後は皇太子殿下が
皇位に就かれるが、その際には秋篠宮殿下が皇太子になられる。
皇太子殿下にも秋篠宮殿下にも男子がいらっしゃらないからである。
さらに次の代は、ということになると、今度は秋篠宮家が主流となって
秋篠宮家の直系が皇位を継承していくことになる。
つまり将来、女性天皇を容認するにしても、その際には秋篠宮家の眞子様が
皇位継承順位が第一位となって、愛子様は佳子様に続く第三位ということになってしまう。
それを避けるために皇室典範を変えて愛子様に皇位継承を認め、
その順位を秋篠宮殿下の上位に置こうとの考えがあるというのだ。
またそこには背景事情があるということもささやかれている。
皇太子殿下と雅子妃殿下とのご結婚は妃殿下のお父上である
小和田恒氏の意向が働いたとの観測がある。外務省の高官の中にもそう証言する人がいる。
将来、愛子様が皇位に就かれれば、小和田恒氏は天皇の外祖父になる。
これが小和田氏の名誉欲を満たす。しかし、皇位が秋篠宮家に移るとすれば、
小和田家としては、何のために雅子様を皇太子妃として嫁がせたのか、ということになる。
そこで、小和田家の意向を受けて、秋篠宮家に皇統が移らないように
皇位継承順位を変更すべく皇室典範の改正が取りざたされているというのである。

【秋篠宮家男児御誕生】どうなる皇室典範改正論議 女系論議は沈静化か 
秋篠宮妃紀子さまが6日、皇位継承資格を持つ男子を出産されたことで、
当面は女性・女系天皇を認める皇室典範改正論は沈静化しそうだ。
ただ、現在の皇室典範のままでは、皇族は減り続けることが明らかで、
将来にわたる安定的な皇位継承のため、旧皇族の皇籍 復帰や女系天皇容認など
何らかの措置をとる必要がある。
小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は昨年11月、
女系天皇を認め、皇位継承順位は長子(第1子)からとする報告書をまとめた。
しかし、皇位は神話の時代を含め、現天皇陛下に至るまで一度の例外もなく
父方に天皇を持つ男系の男子が受け継いできた。
女系天皇容認は、この皇室伝統の大転換になるため、皇室研究者をはじめ自民党、
閣内にも反対論が根強かった。小泉首相はこうした反対論・慎重論を押し切り、
今年の通常国会に皇室典範改正案を提出する考えだったが、
紀子さまのご懐妊をきっかけに、改正案提出を断念した経緯がある。
次期首相と目される安倍晋三官房長官も女系天皇容認には慎重な上、
今回、秋篠宮家に男子が誕生したことで、政府・与党内の「伝統尊重派」は勢いを増すとみられる。
男系による皇位継承を維持しつつ、皇族の数を増やして安定的な皇位継承を図るための方策としては、
連合国軍総司令部(GHQ)の意向で昭和22年に皇籍離脱した旧11宮家を
再び皇族に戻すという案がある。
近く、旧皇族の皇籍復帰のための特別措置法を立案し、環境整備をするための
超党派の議員連盟も立ち上がる予定で、国民的議論が待たれる。(産経新聞)

秋篠宮家にめでたく親王が誕生した。皇太子、父宮に次ぐ、第3順位の皇位継承権者が
出現しただけではない。皇室典範が定める皇位継承権者がみな壮年以上で、
次の次の皇位のゆくえが不透明だった中での、国民待望の新皇位継承権者の誕生である。
これで女性天皇・女系天皇の実現をもくろむ一味はグーの音も出ないだろう、と思いきや、
まだ諦めないのがいるらしい。言語道断とはこのことだ。世が世なら大不忠者、
逆賊といわれても仕方ないし、当世風にいえば近代法の大原則の蹂躙(じゅうりん)者、人権の侵犯者だ。
法が個人に対して遡及(そきゅう)して不利益を強いることはできない、というのは
近代法の大原則である。わかりやすい例を挙げれば、長子相続が均等相続に改められても、
旧法のもとで適法に相続した長子の財産を、新法を根拠に兄弟に分与しろと、
公権力が強制することは許されない。逆に、仮に現行の均等相続が長子相続に戻ったとしても、
復古を盾に、長子が過去に兄弟が相続した親の財産を独占させろと訴え出ても、
認められない。こんなことがまかり通れば、法治の安定も個人の権利の確定も、望めなくなるからだ。
皇位継承は厳粛な義務であり重大な責任だが、皇統にある男子固有の権利でもある。
現行皇室典範で確定ずみの継承権は、女性・女系天皇実現につながる新皇室典範ができても
奪うことは許されない。その自明の法理を、有識者会議と称する不見識集団も小泉も、
踏みにじった。秋篠宮を含めて5人にのぼる第2順位以降の皇位継承権者に対して、
無法かつ非礼の極みだったが、現状では皇位継承に不安がある、という口実で押し通してきた。
しかしその不安はいまや消滅した。新政権は、初仕事で女性・女系天皇実現論を一蹴すべきだ。【俵孝太郎】

女系天皇容認見直しも 安倍氏、旧宮家復活案挙げ
安倍晋三官房長官は15日午後、女系、女性天皇を容認する
「皇室典範に関する有識者会議」の最終報告に基づく皇室典範改正作業の見直しも
あり得るとの認識を表明した。フジテレビ番組の収録で語った。
安倍氏は父方に天皇を持つ男系の女性天皇について「今までも(皇位の継承は)あった」と
容認する姿勢を示した上で、その子供である女系天皇に関しては
「ずっと男系できた伝統をすぐに変えるのかどうか慎重になるのは当然だ」と述べ、
男系維持が望ましいとの考えを強調した。 男系維持の具体的方法については、
旧宮家の復活や旧皇族による現宮家の継承などを挙げた。
〈2006年9月15日〉
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006091501003019

FACTA2006年10月号
秋篠宮妃紀子さまの男児ご出産で、女系・女性天皇を認めるための皇室典範改正は棚上げとなったが、
今年2月、ご懐妊が分かった後もなお数日間、小泉純一郎首相は典範改正の国会提出を諦めきれずにいた。
引導を渡したのが安倍氏であることは知られているが、ご懐妊報道の直後、安倍氏の背中を押す決め手は、
「今すぐ小泉さんに見送りを進言すべきです」という昭恵さんからのメールだったといわれる。
安倍氏は当然ながら「男系・男子優先」派だが、昭恵さんも安倍氏に輪を掛けて強固な「男系・男子」派だ。
それまで安倍氏は「総理がまったく聞く耳を持たないので困った。
いよいよとなったら正面きって談判しなければならないかも……」と頭を抱えていた。
苦衷を知る昭恵さんは、ご懐妊と聞くや安倍氏のブレーンの一人で
「新しい歴史教科書をつくる会」などで活躍する高崎経済大教授・八木秀次氏らと電話で相談。
「女系論容認に傾いていた世論もこれできっと変わる。
このタイミングをとらえて一気に典範改正を阻止しなければ」と「女の直感で」(知人談)確信し、
衆院予算委員会に出席していた安倍氏の携帯電話にメールを送ったという。
安倍氏に近い議員らは、この昭恵さんの「機転」をほめそやす。
夕方、国会から官邸に戻った安倍氏が、そのメールを見て首相執務室に乗り込むまで、わずか30分ほど。
安倍氏は「男の子が生まれたら皇位継承順位は3位。典範を変えたら、125代男系で続いた皇室で、
この男の子の継承権を奪うことになります」と小泉首相に迫ったという。

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