中国人民解放軍のオペラ

【社会部発】イベントご参加慎重に 中国人民解放軍のオペラ 皇太子さまご鑑賞
11月29日7時56分配信 産経新聞(2009)

オバマ米大統領が来日中の11月14日、天皇、皇后両陛下にご昼餐(ちゅうさん)(昼食会)に招かれ、
皇居・御所の玄関で深々と頭を下げている写真が、米国内で話題になったようだ。
米国民からみると「そこまでしなくても」という思いもあるのだろうが、
その現場を間近で見た立場で言えば、オバマ大統領がおじぎする姿に違和感はなかった。
むしろ、両陛下の前に初めて進み出て、日本の皇室の威厳を感じたことから自然に出た振る舞いではないかと察する。
天皇陛下をはじめ皇族方の優美さは、海外の要人をも魅了する。
皇室の海外要人との交流は望ましいご活動と思うが、中には少し首をかしげたくなるようなケースもある。

11日、皇太子さまは母校の学習院大学の構内で、中国人民解放軍総政治部歌舞団による
中国オペラの特別公演を鑑賞された。
宮内庁東宮職によると、このお出ましはいわゆる公務ではなく、私的なご活動との位置づけであった。
ただ、私的なご活動であるとはいえ、中国人民解放軍は中国共産党の軍事部門であり、事実上の国軍である。
複雑なる日中関係を考えれば、そうしたイベントに皇太子さまが行かれることには、
正直にいって文字通りの「違和感」を禁じ得ない。
そもそもこうした催しに、皇太子さまが行かれる必要があったのだろうか。
宮内庁関係者によると、このイベントは、出演した日本のオーケストラの指揮者が
皇太子さまと以前から音楽を通じて深い関係にあるため、
その縁で皇太子さまに私的に鑑賞のお誘いがあったのだという。
しかし、個人的関係に基づくご鑑賞とはいえ、中国人民解放軍のオペラを皇太子さまが
鑑賞されたという事実は、さまざまな憶測を呼ぶ。皇太子さまを支える側近の人々には、
こうしたイベントへのご参加にはもっと慎重に構えて調整する必要があったのではないだろうか。
外国の軍隊の歌舞を皇太子さまがごらんになるなら、その前に、自衛隊の吹奏楽コンサートなど、
ほかにごらんに入れるべきものはたくさんあるはずである。(白浜正三)
http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091129/imp0911290958001-n2.htm


中国の習近平国家副主席の妻、彭麗媛さん(46)が芸術総監督を務める
中国歌劇「木蘭詩篇」の日本公演が11日、都内の学習院大のホールで行われ、
中国で古くから伝わる物語を題材にしたオペラに約1千人が見入った。
この日は招待客向けの舞台で皇太子さまもご観覧。
木蘭詩篇は、体の弱い父親の代わりに娘が男に扮(ふん)して従軍し、
戦場で知り合った兵士と恋に落ちるストーリー。
ディズニー映画「ムーラン」のモチーフにもなった。
中国で国民的ソプラノ歌手でもある彭さんが団長の人民解放軍総政治部歌舞団が歌劇を演じ、
指揮者の堤俊作氏が率いる日本の楽団ロイヤルチェンバーオーケストラが演奏を担当している。
一般公演は13日の東京文化会館を皮切りに、
16日に札幌市教育文化会館、19日に東京オペラシティで行われる。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091111/chn0911112326006-n1.htm

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週刊文春2009年11月26日
11月11日、学習院創立百周年記念会館にて、
中国住民解放軍総政治部歌舞団によるオペラ「木蘭」上演(指揮:堤俊作氏)
皇太子殿下の隣にはポスト・胡錦濤の最有力候補の習近平国家副主席の夫人
(本人も軍少佐・国会議員にある要人)
日中国交正常化40周年には皇太子殿下の訪中を希望
胡錦濤引退後を見据えると、政治家として皇太子殿下と太いパイプがあることは意味がある
公演前日記者会見で中国側は皇太子殿下の出席調整中とし、日本側は否定していた
開演直前、堤氏から報道しないようにとの異例の要請あり
宮内庁記者会には宮内庁側(東宮職)から報道自粛要請あり、
堤氏の要請も東宮職の意向とされる
御在位20年記念式典の記事と並ぶことを避けたかった?

「木蘭」プロデューサー(顔安氏)は今年5月、
堤氏の紹介で皇太子殿下と挨拶、握手している
殿下ご臨席を中国側は堤氏経由で依頼、副主席夫人は顔安氏より人民解放軍を通じて手配
堤氏は政治的意図を否定
総政治部は軍の中でも党中央と密接な関係にある部署
中国政府幹部「今回の公演は人民解放軍のビジネスだ」
事前に中国大使の宮本氏が副主席夫人と歌舞団を大使館に招待、今回の公演は外務省後援
高橋紘氏「私的な観劇とはいえ明らかに外交ルートで来ている。宮内庁はなぜ認めたのか」
皇太子鑑賞は当日まで確定でなかった? 記者席は当初2階だったのを当日急に1階へ移動。
VIP席をこしらえるためだったらしい。
宮内庁の発表は『内報』として予定を記者会に知らせるが報道は遠慮願いだが
記者会は主催者側からの発表があるかもとして拒否。公演前、主催が報道自粛を再度要請。
今上陛下の即位20年と鑑賞記事が並ぶことを嫌がった宮内庁が圧力?との文春の推測に
東宮職はそのような事実はないと回答を寄せた。

テーミス2009年12月号
11/11(「祝賀式典」の前日)に、皇太子が学習院大学百周年記念会館で、中国人民解放軍歌舞団による
中国オペラを鑑賞。2階のVIP席で観劇したが、皇太子の隣の席には、今中国で最も注目されている有名歌手がいた。
中国情報に詳しい公安筋の話
有名歌手は彭麗媛という女性で、次期国家主席の呼び声も高い、習近平国家副主席夫人。
彼女は人民解放軍歌舞団の団長であり、'12年の日中国交正常化40周年に皇族の訪中を狙っている。
この公演には日本の外務省も「後援」しており、皇族の政治利用の声もある。
高橋教授
中国は常に皇室を利用しようと熱烈にラブコールを送ってくる。いくら“私的なご鑑賞”とはいえ、
外務省ルートから来るのが普通。中国は'02年の日中友好30周年の前年にも皇太子の訪中を要請したから、
40周年に際してのご訪問を実現させたいという、政治的な思惑があるのではないか。
オバマ米大統領が皇居を訪れ、天皇陛下に深々とお辞儀をしたことが、米国で物議を醸したという。
それだけ日本の皇室の持つ影響力は大きいということだろう。
日本人があって当たり前と考えている皇室は、実は内外から狙われる存在。

テーミス2010年1月号
「皇室の危機―政治利用・皇位継承―は国家崩壊を誘発する」
「特例会見」問題について「小沢氏は“国賊もの”」 
皇太子さまオペラ鑑賞は 事前工作。2012年の陛下訪中が狙い。

週刊現代2010年6月5日
皇太子はジャパンデーは無理だが、上海万博出席をあきらめていない。(外務省関係者)
4/30の開幕式出席に強いこだわりを持つ皇太子。中国側からは水面下で繰り返しの打診。
昨年11月の人民軍オペラを皇太子が鑑賞したことは万博訪問への地ならしだった。