雅子さまウォッチャー?

テーミス2001年6月号
美智子皇后VS.雅子妃「葛藤の日々」 
松浦涼子(仮名・雅子さまウォッチャー)

颯爽と滑られた雅子さまの姿
93年の皇太子夫妻のご成婚以来、8年間ずっと雅子妃を見守り続けてきた松浦涼子さん(仮名)という女性がいる。
松浦さんは皇太子夫妻が訪れる全国で開催されるさまざまな行事の現場はもちろん、
海外訪問の際にも雅子妃の行くところはほぼ同行し、マスコミの目にさらされていない雅子妃を見続けている。
そこには一般にはわからない雅子妃の”葛藤”があるという。
「雅子妃の本当のお気持ちを伝えてもらえるなら・・・」と、松浦さんが初めて語る。
まず、雅子妃のご懐妊が宮内庁から発表される二ヶ月も前に松浦さんは、「ご懐妊の兆候」を感じ取ったという。
「皇太子ご夫妻は二月に長野の奥滋賀高原へスキーに行かれていますが、
私はその現場に取材陣が到着する2時間前からご夫妻を待ち受けていました。
そうすると、雅子さまたちはスキーの上級コースとなる林間コースを颯爽と滑ってきました。
雅子さまのスキーはプロ級でスピードも凄い。
失礼ながら皇太子さまもついて行けないような難しいコースも平気で滑られます。
この日は結婚されてお二人そろっての初めてのスキーとあって、
マスコミの来る前にその林間コースを二本も滑っていらした。
そのときの表情はまるで無邪気な子どもが喜ぶように飛び跳ねられていて、
なにかが吹っ切れたような感じがありました。
私はお友達と「これはお子様の誕生も近いわ』と思わず言葉が出たぐらいでした」

雅子妃の表情はこれまでにないくらい明るいものだったという。
このとき、雅子妃は「ご懐妊」に向けてのある覚悟をされていたのではないか。
幼少のころからスキーが上手だった雅子妃だが、マスコミのカメラの前では決して見事な滑りは披露していない。
松浦さんは「これまでのマスコミの報道をみていると、
雅子さまが東大出で外務省のキャリアと言うことから、
何かツンとした”冷たい女”というイメージがあります。
でも、それは記者たちが現実のお姿を知らなさ過ぎるせいです。
雅子さまは公務で皇太子さまとご一緒にお出掛けの際は、
いちいち皇太子さまに小さな声でお尋ねになるような謙虚な方です。
もともとは人前にでるのがとても苦手で、非常にシャイな方なのです」と語る。
雅子妃の登山は皇太子殿下と共通の趣味だが、
松浦さんによれば「二日間同じシャツを着ていたこともある」という。
特別なパーティなどを除けば、「アクセサリーや着るものなどは同じものが多く、
紀子さまなどに比べてもとても質素です」というのだ。
では、なぜ時として、”雅子妃バッシング”が起こるのか。
そこには美智子皇后の”ヒロイン信仰”というものがあると、松浦さんはいう。
「美智子さまはご自分をどうアピールすればいいのかを常に考えています。
お帽子一つにしても凄いこだわりを持っていて、いつも新しいものをかぶっている。
雅子さまはいつも同じスーツに同じ帽子。
やはり、美智子さまより目立ってはいけないという雅子さまのお気持ちが伝わってくるのです」
松浦さんによれば、皇太子ご夫妻がほとんどふたりで行動するのは、
美智子皇后が雅子妃をお一人で行動させないからだという。
たとえば、雅子妃は結婚当初英語でスピーチされたことがあるが、最近はそういう場面は見ない。
何よりも雅子妃が単独で何かをするということがないし、研究テーマを与えられることもない。
これだけではない。雅子妃はちょっと信じ難い思いもされているのだという。
「美智子さまはカラオケが大好きで、皇太子ご夫妻が生活されている赤坂の東宮御所に
昼間突然『今日、そちらに伺います』という連絡が入ることがある。
そうなると美智子さまがお帰りになるまで皇宮警察と赤坂署の人たちが警備のために
待機しなくてはならないのですが、美智子さまは『午後8時に出ます』という
予定の時間を9時、10時、11時と延ばし延ばしにするそうです。
そのため、警察の人たちは『また今日も泊まりになるのか』とボヤいているそうですよ。
皇太子ご夫妻がそんなカラオケに付き合っていると思うと、雅子さまがお可愛想です」

美智子さまイジメないで! 
4月16日の雅子妃のご懐妊の知らせについても天皇陛下は
「それはよかった。大事にするように」とお気遣いの言葉を掛けられたのに対し、
美智子皇后は「ようございました。どうぞお大切に」とおっしゃった。
松浦氏は、「これも何か突っけんどんないい方ですよね。美智子さまは文学的な素養があるのに、
何でそんな言葉しか掛けてあげることができないのでしょう。不思議で仕方ありません」という。
そして、「美智子さまもかつては宮中でイジメにあったと聞きますが、
どうか雅子さまを同じ目に遭わさないでいただきたい。
マスコミのバッシングがないことをいいことに、美智子さまは様々なことを口に出しているといいます。
せっかく才能のある雅子さまがもっと活躍できないのは残念。
とにかく、雅子さまにお子さんが誕生されて、もっと強くなることを期待します」と語る。
松浦さんの指摘でなるほどな、と思ったことがある。
宮内庁が正月用として発表する天皇皇后両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご一家、
そして紀宮さまが一緒に写っている天皇ご一家の写真のことだ。
それは秋篠宮のお子さま2人を優しく挟むようにして、天皇皇后が座り、後ろには秋篠宮ご夫妻、
紀宮さまが並んでいるが、皇太子ご夫妻は右端と左端に見事に分かれていることである。
松浦さんは語る。「いつもご一家の写真では皇太子さまと雅子さまはお互い遠くに引き離されてしまう。
このアングルも美智子さまが決めるとのこと。
来年はそこにもう一人の可愛い皇太子ご夫妻のお子さまが加わっているでしょう。
そのとき、美智子さまはどんなお気持ちで雅子さまとお子さまに接せられるのでしょうか。
まさか皇太子さまのお子さんだけご自分で抱きかかえられて、
雅子さまはお一人離れてポツンと寂しく写られているようなことにだけはなってほしくない。
どうぞ美智子さま、雅子さまをそっとしていい環境をおつくり下さいといっておきたいのです。
雅子さまはこれだけ頑張っているのですから」

目次2へ