愛子さまの命名について

天皇陛下会見
一部抜粋 宮内庁HPより
平成13年

【記者】
内親王ご誕生に関連してですが,敬宮愛子様のご命名について,
陛下は,選ばれた漢字と読み方についてどのような感想を持たれているかということと,
今回,皇太子ご夫妻が実質的にお決めになったというふうにお伺いしていますが,
陛下がご自分のお子様を命名されたときのことも踏まえながら,
今回,どのようなお考えで,ご夫妻に委ねられたのかということを併せてお願いします。

【天皇陛下】
皇太子夫妻が一所懸命に考え,また,勘申者の意見も聞きながら考えたことで,
名前というものは,やはり両親が最も深くかかわることが望ましいと思っております。
ですから,そのような過程が一番良いのではないかと考えて,そのようにしました。
私どもの場合においても,内々相談はありまして,昭和天皇もそのような形でお決めになっています。
それでよろしいでしょうか。


【記者】
お名前の漢字と読み方について陛下のご感想は。

【天皇陛下】
それはさっき言ったように,皇太子夫妻がこれが非常に良いと考えていたと,一所懸命考えたこと,
これはやはり良い名前であると考えるべきなのではないかと,こう思っているわけです。
例えば,秋篠宮の時も相談を受けましたけれども,やはり今考えてみると,
良い名前が付いたのではないかと,こう思っています。
名前というのは,段々使っていくうちに,親しみを持ってくるのではないでしょうか。


参考
この会見ではこのようなこともおっしゃっている
【天皇陛下】 
「…また,プライバシーに関する誤った報道は,これを正すことは非常に難しく,
時には,長期間にわたって誤った報道が社会に流れていくことになります。
おかしな例ですが,私が「柳行李一つで」と皇后に結婚を申し込んだと今も言われていますが,
このようなことは私は一言も口にしませんでした。」
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h13e.html



皇太子殿下お誕生日に際し(平成14年)
子供の命名に当たっては,漢文学や国文学の専門の方々から,複数の候補を挙げていただきました。
子供は自分の名前を選ぶことはできませんし,また,名前はその人が一生共にするものですので,
私たち二人も,真剣にそれらの候補の中から選びました。
選考に当たっては,皇室としての伝統を踏まえながら,字の意味や声に出した響きが良く,
親しみやすい名前が良いというふうに考えました。
両陛下には,私たちで考えるようにと,すべてをお任せいただいたことを大変有り難く思っています。
候補の中では,孟子の言葉が内容としてもとても良いように思いました。
また,敬と愛の二文字が入っているのも良いと思いました。いつの時代でもそうですが,
とかく人間関係が希薄になりがちな今の世の中にあって,人を敬い,また人を愛するということは,
非常に大切なことではないかと思います。そしてこの子供にも,この孟子の言葉にあるように,
人を敬い,人からも敬われ,人を愛し,人からも愛される,そのように育ってほしいという私たちの願いが,
この名前には込められております。
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/02/kaiken/kaiken-h14az.html



参考
【お名前は「敬宮愛子さま」・命名の儀】
1日に誕生した皇太子ご夫妻のお子さまに天皇陛下が名前を授けられる「命名の儀」が7日午前、
東京・元赤坂の東宮御所などで行われ、
称号(宮号)は「敬宮(としのみや)」に、お名前は「愛子(あいこ)」に決まった。
お名前、称号の出典は中国の古典で四書の一つ「孟子」で、離婁章句下(りろうしょうくのげ)にある
「仁者愛人、有礼者敬人。愛人者、人恒愛之、敬人者、人恒敬之」にちなんだという。(中略)
名前と称号は実質的には皇太子ご夫妻が選ばれ、事前に内定していた。
ご夫妻は十分な時間をかけて相談し、国文学者らが用意したいくつかの候補の中から、
陛下に伝える候補を決められたという。陛下もご夫妻の意向を尊重された。(後略)
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt30/20011207DCCI017707030001.html


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