ファディッシュ考現学 田中康夫

(知り合いが)結構長い間皇族のひとり(高円宮)と付き合っていた。
宮邸にはしょっちゅう遊びに行っていた。

家に泊まって行ったこともある。
彼には一応私服の皇宮警察官がガードマン役で、デートの時もずうっとついてくる。
よく家の玄関先で「明朝は何時にお迎えにあがりましょう?」と聞いていた。
指定の時間前から皇宮警察官は家の前に立っている。
奈良や金沢に二人で旅行に行ったこともある。各地の皇族のお世話をするのが大好きなひとたちが
一般人では見られないような場所も案内してくれる。宿も同じくお世話してくれるひとがいた。
元赤坂御用地の彼の家にも泊まったことがある。外苑通り沿いの門を利用する。
大抵彼が門のところまで迎えに来てくれた。
彼の父親は研究機関に、毎日青山一丁目から地下鉄を使って通っている。
私服が一緒についてくるのもお好きではないようでいつもおひとり。

日曜になると料理人はお休みを取ってしまうので、皇族が自分たちで料理をするしかない。
ある時ホットケーキが出てきた。これは彼の母親が作ったものだった。
夕食はおでんの日もあれば、カレーライスのこともある。宮家はみんなつつましい生活。
結局別の男性と結婚したけど、会社経営者のうちに皇族と結婚させるだけの財力はない。
結婚となったらゼロが8個くらい平気でついちゃう金額をつぎ込まないといけなくなるから。
付き合ってた頃もデートは割り勘が多かった。それも安いところばかり。

当時スチュワーデスをやっていたから、独身時代の彼が国からもらうお金よりはるかに収入が多かった。
でも、彼の男としての面子が丸つぶれだから、女官に頼んで前借りしていたようだ。


※田中康夫の知り合いの元客室乗務員が高円宮さまと付き合っていた


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