和歌の解釈をめぐり

皇后さまの和歌で申し入れ 宮内庁、週刊朝日に
週刊朝日(4月30日号)に掲載された皇后さまの和歌の解釈をめぐり、
宮内庁の佐藤正宏侍従は27日までに「曲解としか言いようがなく、看過できない」と、
同誌に善処を申し入れた。
問題となったのは、皇后さまが皇太子妃時代の1963年に詠んだ
「白珠(しらたま)はくさぐさの色秘むる中さやにしたもつ海原(うなばら)のいろ」という和歌。
週刊朝日は、皇室ジャーナリスト渡辺みどり氏の解釈として「さやにしたもつ」の部分を
「さやに」と「したもつ」に読み分け、それぞれ「はっきりと」「上と下で色が違うこと」だとした。
その上で歌の全体的な意味を「貴い方のお心のうちは、海原の色のように、その時々によって変化し、
理解するのは難しい」と解説。
皇后さまの香淳皇后に対する「誰にも言えない嫁の本音を歌に託したのではないか」とした。
しかし佐藤侍従によると、この部分は「さやにし」「たもつ」と読み分けるべきで、
「真珠がさまざまな色を秘めながら、その奥に清(さや)かに海の色をとどめている」というのが
本来の歌の意だという。
週刊朝日編集部は「渡辺みどりさんの著書に基づいて記事にしましたが、
宮内庁から指摘のあった歌の解釈については、渡辺さんと話し合っています。
その結果を次号でお知らせします」としている。
http://www.47news.jp/CN/200404/CN2004042701004399.html

宮内庁 週刊朝日に申し入れ お歌を曲解
週刊朝日(4月30日号)に掲載された皇后さまの和歌の解釈をめぐり、
宮内庁の佐藤正宏侍従は27日までに「曲解としか言いようがなく、看過できない」と、同誌に善処を申し入れた。
問題となったのは、皇后さまが皇太子妃時代の1963年に詠まれた
「白珠(しらたま)はくさぐさの色秘むる中さやにしたもつ海原(うなばら)のいろ」という和歌。
週刊朝日は、皇室ジャーナリスト渡辺みどり氏の解釈として皇后さまの香淳皇后に対する
「誰にも言えない嫁の本音を歌に託したのではないか」とした。
しかし佐藤侍従によると、歌は香淳皇后の誕生日を祝う気持ちを詠んだものであり、
渡辺氏の「嫁の本音」という解釈について「皇后さまはどんなに強い悲しみを感じるであろうか」と指摘した。
http://www.sankei.co.jp/news/040427/sha140.htm

<宮内庁>皇后さまの和歌解釈 日テレにも善処求める
皇后さまの和歌の解釈を巡る問題で、宮内庁は週刊朝日と同様、
日本テレビ系のワイドショーでも誤読し意味を曲解する内容の放送があったとして、
日本テレビに文書で善処を求めた。
放送されたのは21日の「ザ・ワイド」で、皇后さまが1963年に詠んだ和歌
「白珠(しらたま)はくさぐさの色秘むる中さやにしたもつ海原(うなばら)のいろ」について、
出演したジャーナリストの渡辺みどりさんが
「あの貴い方のお心のうちは、海原の色のように、その時々によって変化し、
理解するのは複雑で難しい」などと解釈を語った。
宮内庁はひらがな部分の区切り方のミスで、意味を取り違えているとしている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/news/20040429k0000m040128000c.html

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週刊文春2012年1月26日号
「私たちは待っています」美智子皇后「歌会始」に込めた皇太子夫妻への切なる思い
年明けに皇后陛下と接した千代田関係者
「皇后陛下の御歌の『待つ』=本当は“皇后陛下ご自身が待っていらっしゃる”という意味もある。
皇后陛下はかねてより、『皇室のあり方というのは、皇位継承者が決めるものだ』
というお考えを示されてきましたが、皇太子さまからはそれが今もって見えていない。
それが両陛下のいちばんのご心痛の種なのです」

産経皇室ウイークリー(216)
2012.1.28 07:00
宮内庁の羽毛田信吾長官は26日の定例記者会見で、
週刊文春1月26日号に掲載された「美智子皇后『歌会始』に込めた皇太子夫妻への切なる思い」
と題する記事について言及した。
記事では、皇后さまが歌会始で発表された御歌
〈帰り来るを立ちて待てるに季(とき)のなく岸とふ文字を歳時記に見ず〉について、
皇太子ご夫妻へのメッセージが込められているという「千代田関係者」の解釈を掲載した。
「千代田」とは、皇居を指す言葉として使われることがある。
宮内庁は両陛下や皇族方が歌会始で発表される歌について、毎年、歌の背景を説明した資料を公表している。
皇后さまの御歌についても以下のような背景説明がなされている。
〈俳句の季語を集めた歳時記に「岸」という項目はなく、そのことから、春夏秋冬季節を問わず、
あちこちの岸辺で誰かの帰りを待って佇む人の姿に思いを馳せてお詠みになられた御歌。
この度の津波で行方不明となった人々の家族へのお気持ちと共に、戦後の外地からの引揚げ者、
シベリアの抑留者等、様々な場合の待つ人待たれる人の姿を、
「岸」という御題に重ねてお詠みになっているようです〉
しかし、同誌の記事には、御歌の「待つ」という言葉の意味として、皇后さま自身が、
皇太子さまが皇位継承者として皇室のあり方について決められることを待っていらっしゃる、
という解釈を紹介している。
羽毛田長官は、侍従職がこの記事の内容を両陛下に報告した上で、
「皇后さまはこのことについて、皇太子同妃両殿下へのメッセージを出すなどということは
つゆほども思っておられない」と指摘。
「皇室の大切な儀式でございます歌会始のためにお作りになられた御歌が、
このように解釈されたことにつきまして、
皇后陛下、さらには天皇陛下も悲しい気持ちのようであったというふうに伺っております」とコメントした。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120128/imp12012807010001-n1.htm

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