両陛下とお孫さま方

皇后陛下御歌(平成4年)
(初孫)
春の光溢るる野辺の柔かき草生の上にみどりごを置く

皇后陛下御歌(平成12年)
(草道)
幼な児の草ふみ分けて行きし跡けもの道にも似つつ愛(かな)しき
眞子、佳子両内親王さまが御所のお庭でお遊びになっておられるご様子をご覧になって、お詠みになったもの。
背の高い草をかき分けてお子さま達がお通りになった跡が動物たちの道あとを思い起こさせ、
小さく、傷つきやすいものへのいとおしさをおぼえられらた、という。

天皇陛下御製(平成14年)
葉山御用邸で
年まさる二人の孫がみどり児に寄りそひ見入る仕草愛らし
夏のご静養で愛子内親王に寄り添う眞子内親王、佳子内親王


天皇陛下御製(平成18年)
孫(悠仁親王親王殿下)誕生
我がうまご生れしを祝ふ日高路の人々の声うれしくも聞く
九月六日、両陛下は国際顕微鏡学会議にご臨席のため滞在中の札幌で、
皇孫殿下ご誕生の報をお受けになった。翌日より丸二日をかけて襟裳岬をご訪問になったが、
その途次、日高路の沿道やご訪問先で大勢の祝福をお受けになった。

皇后陛下御歌(平成17年)
御料牧場にて
牧の道銀輪の少女ふり返りもの言へど笑ふ声のみ聞こゆ
平成十七年三月、高根沢御料牧場にいらした折、自転車でずっと先を行かれた内親王様方が、
ふり返って何かを告げようとしておられるのだが、言葉は定かには分からず、
ただ楽し気な笑い声だけが届いて来る様をお詠みになっている。

天皇陛下御製(平成22年)
虫捕りに来し悠仁に会ひて
遠くより我妹(わぎも)の姿目にしたるうまごの声の高く聞え来(く)
悠仁親王殿下は,秋篠宮妃殿下とともに,虫を捕りながら皇居内生物学研究所から御所のお庭を通って,
天皇皇后両陛下をご訪問になった。この御製は,両陛下が御所からお庭に出られた時に,
悠仁親王殿下がお庭の向こうから皇后陛下のお姿を見つけ,声を上げられた様子を詠まれたものである。

皇后陛下御歌(平成24年)
幼な児は何おもふらむ目見澄みて盤上に立ち姿を正す
昨年十一月三日、赤坂東邸において、悠仁親王殿下の「着袴の儀」、「深曽木の儀」が行われた。
儀式の中で碁盤の上に立ち、しっかりと姿勢を正された悠仁親王殿下のお姿をお詠みになった御歌。


天皇皇后両陛下のお歌
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/gyosei/gyosei.html より


  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

皇后陛下お誕生日に際し(平成14年)
眞子も佳子も,小さい時からよく両親につれられて御所に来ており,
一昨年ごろからは,両親が留守の時には,二人だけで来ることもできるようになりました。
生物学御研究所のお庭に,陛下が水稲のための御田の他,五畝(いつうね)程の小さな畠をお持ちで,
毎年そちらで陸稲と粟をお作りになるのですが,眞子が五つ,佳子は三つの頃から,
種まきや刈り入れの時には,ほぼ毎年のように来て,陛下のお手伝いをしています。
このようなとき,鋏や鎌などの道具の使い方や,使う時の力の入れ加減,抜き加減などを教えることが,
私にはとても楽しいことに感じられます。
養蚕のときに,回転まぶしの枠から,繭をはずす繭掻きの作業なども,
二人していつまでも飽きずにしており, 仕事の中には遊びの要素もあるのかもしれません。
敬宮が大きくなり,3人して遊んだり,小さな手伝い事などができるようになると,
また,楽しみがふえることと思います。
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h14sk.html

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似ているのは「おかしさの感じ方」
皇后陛下お誕生日に際し(平成20年)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h20sk.html
この頃愛子と一緒にいて,もしかしたら愛子と私は物事や事柄のおかしさの感じ方が
割合と似ているのかもしれないと思うことがあります。
周囲の人の一寸した言葉の表現や,話している語の響きなど,「これは面白がっているな」と思って
そっと見ると,あちらも笑いを含んだ目をこちらに向けていて,そのような時,とても幸せな気持ちになります。

思い出して見ると,眞子や佳子が小さかった頃にも,同じようなことが,度々ありました。
今記憶しているのは,一緒に読んでいた絵本の中の「同じ兎でも並の兎ではありません」という言葉を
眞子が面白がり,ひとしきり「ナミの何か」や「ナミでない何か」が家族の間ではやったことです。
佳子も分からないなりに口真似をして嬉しそうに笑っており,楽しいことでした。

悠仁とは9月の葉山で数日を一緒に過ごしました。
今回は陛下が久しぶりに海で二挺艪の和船を漕がれ,悠仁も一緒に乗せて頂きましたが,
船を海に押し出す時の漁師さんたちのにぎやかなかけ声,初めて乗る船の揺れ等に,
驚きながらも快い刺激を受けたのか,御用邸にもどって後,高揚した様子で常にも増して活々と動いたり,
声を出したりしており,その様子が可愛いかったことを思いだします。

東宮や秋篠宮家の参内についてですが,それぞれの家庭にその時その時の事情があり,
私どもの日程もかなり混んでいて調整の難しいこともありますが,
今後も双方の事情が許す時には出来るだけ会えるとうれしいと思います。

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皇后陛下 お孫さまを迎える喜び
眞子さまご誕生前
平成3年皇后陛下お誕生日に際し
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h03sk.html

問2 お孫さんをもたれるお気持ちは,
また,秋篠宮妃殿下のご出産を控えて何かアドヴァイスをなさっていますか。

皇后陛下
ただただ楽しみで…。
折々に訪れて下さるので,元気な様子が分かり安心しています。
特に何をお教えしたというようなことは何もなく,ただ健かに母となる日を迎えられることを願って,
今日(こんにち)までまいりました。

※眞子内親王殿下は10月23日にご誕生。この会見は直前。

愛子さまご誕生前
平成13年皇后陛下お誕生日に際し
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h13sk.html

問2 皇太子ご夫妻のお子さまは,両陛下にとりまして3人目の皇孫となります。
目前に迫ったご誕生を控え,国民に向けてその喜びのお気持ちをお聞かせください。

皇后陛下
今はその時期ではなく,この回答は控えます。

問3a 皇后という公的な立場から,皇太子ご夫妻に誕生する皇孫について
こう育ってほしいという願いはありますか。

皇后陛下
時がくれば,東宮や東宮妃が,まず両親としての願いを語るでしょう。それで十分だと思います。
私自身は,きっと秋篠宮家の二人の子どもたちの誕生の時と同じく,
「よく来てくれて」と迎えるだけで,胸が一杯になると思います。

問3b ご自身の経験を踏まえ,ご夫妻にはどのようなアドバイスやお心遣いをされ,
また誕生に向けてどのような具体的な準備をされていますか。

皇后陛下
東宮妃の心身の健康を願って今日までまいりました。アドバイスに関しては,
私の子どもたちが生まれた頃から時代も大きく変わっており,
助言という程のことはできませんが,私が何か役に立つことがあればうれしく思います。
子どもたちがまだ小さく,私があちらに住んでおりました頃,
東宮御所の庭には夏でも涼しい風の通り道があって,よく乳母車を押してまいりました。
これからは,そうした懐かしい思い出も少しずつ話していきたいと思います。
準備については,これまでのしきたり通り,新宮(しんみや)の初着(うぶぎ)や
陛下から賜るお守り刀等,一つずつ整えてもらっています。


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