小和田恒ご夫妻「記念講演旅行」の勘違い

テーミス2009年11月号
まるで「皇族なみ」の声も 小和田恒ご夫妻「記念講演旅行」の勘違い
山形県出身の外交官・安達峰一郎博士没後75周年の記念事業だったが何か変だ

「皇太子妃の父」に町は大騒ぎ
小和田恒氏が今夏、日本へ一時帰国していたことはあまり知られていない。
雅子さんを見舞う目的もあったろうが、もう一つの目的はある講演会に出席するため。
講演会の題名は「安達峰一郎博士とその時代」。安達氏についての略歴紹介。
小和田氏にとって博士は大先輩。
なお、安達博士は国連司法裁判所所長としてアムステルダムで死去。
「世界の良心」といわれ、オランダは博士を国葬で送った。
今年は安達博士の没後75周年にあたるため、山形県東村山郡山辺町では町長を会長とする
博士の顕彰会主催で様々な記念事業を行い、その“メインイベント”に小和田氏の講演を組んだ。
この講演を巡って町が大騒ぎ。

地元町民の話
外交官のおエラ方というだけでも大変なのに、
皇太子妃のお父様に失礼があったらどうするのだということで、町は騒然。
山形県警も大出動。但し表向きはあくまでも
“プライベートで来る”ことになっているので、大々的に警備もできない。
私服警官を出動させるなど、警察も苦肉の策で対応したようだ。
講演が行われたのは8月7日。
小和田氏は、私自身の歩んできた道が安達博士のたどってこられた経歴と大変共通している
もちろん、私はまだ安達博士に肩を並べるなどということはまったくございません。
まだまだ後を慕って努力している立場ではありますけれど…
などと言いつつも、その口調は自信に満ちていた。
講演内容も博士に敬意を表しつつも、「国連至上主義」の自論を展開

異例の温泉つき“VIP待遇”
今回の小和田氏の講演会は異例の“VIP待遇”。
国際司法裁判所長就任のお祝いも兼ねているというが、
「優美子夫人も同伴で温泉つき」(山辺町関係者の話)はいささかやりすぎではないか。
8月7日、山形に到着すると、山形グランドホテル(山形県一の高級ホテル)で「歓迎昼食会」
出席者のうち、山形県知事、山形市長、山形地方裁判所長、山野辺町長及び令夫人、
安達峰一郎記念財団理事長(外務省出身)は小和田夫妻と同じ“松”のテーブルにつき、
他にも錚々たる地元の名士が集まる。

山形滞在中の小和田夫妻のスケジュール
皇族のお出ましの如く「**時@@分〜××時△△分 □□ご訪問」
(他には「ご視察」「ご休憩」「ご鑑賞」あり)と記載されており、
休憩時に「お茶・お香等でおもてなし」や名刺交換・懇談会、
お土産贈呈もスケジュールに明記。

地元の人への“お声がけ”まで
別の地元関係者
山辺町ではこれまでも明石康元国連事務次長や小田滋元国際司法裁判所長が講演しているが、
ここまでの接待はなかった。
移動の車は黒塗り、高級ホテルで昼食会と、本来の趣旨とは違うイベントになってしまった。
名刹安国寺では由緒ある茶器で抹茶のおもてなし
安達博士の生家訪問では、徒歩での移動に対応して道を通行止めにした。
この生家訪問時に歓迎セレモニーがあり、町民や保育所園児等役150名が出迎えた。
どうしても“皇太子妃の父”という肩書きが先行したためか、まるで皇族なみの対応だったことは否めない。
小和田夫妻が出向いた各地で、夫妻が地元の人たちから話を聞く場面もあったが、
皇族による“お声がけ”のようだった。
動員された保育所の年長児が「将来は警察官になりたい」「看護婦さんになりたい」というと、
小和田夫妻は目じりを下げた。
訪問先の一つであったオリエンタルカーペット株式会社は、
吹上新御所などにじゅうたんを納入するなど、
皇室とゆかりが深い企業だけに、誤解を生む危険性もある。

夫妻が帰京の際に持ち帰ったお土産
山形大学が研究中の最新技術で冷凍保存したサクランボ
地元企業が作った100色の糸を編み込んだニットの婦人用バッグ
講演会の謝礼や交通費なども含め、かなりの額が小和田夫妻に渡ったというが、何かおかしい。





山辺町に立てられた石碑
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2012年

山形大学の「プレス発表資料」 p.5
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/university/press/press20120403.pdf
「安達峰一郎研究プロジェクト」
◇この度、国際司法裁判所判事(前所長)である小和田恒氏から
「山形大学安達峰一郎研究プロジェクト」に対し、総括的立場からご指導をいただくことになりました。
◇来たる4月5日(木)に挙行する平成24年度山形大学入学式においては、新入生に向けて
「これからの世界を担う若い人たちへ」をテーマに特別講演を賜ります。

山形大:入学式、小和田恒さんが講演 「世界のために何ができるか」 新入生ら4500人、耳傾ける /山形
毎日新聞 4月6日(金)11時6分配信
国際司法裁判所前所長で同裁判所判事の小和田恒さん(79)が5日、
山形市の県体育館であった山形大の入学式で特別講演を行った。
同大は山辺町出身で日本人として初めて常設国際司法裁判所所長を務めた国際法学者、
安達峰一郎博士を研究するプロジェクトを進めており、プロジェクトに参加している小和田さんをゲストに招いた。
「時は春 日はあした」。小和田さんは19世紀のイギリスの詩人の詩を取り上げて講演を始めた。
詩の結びの「神空にしろしめす すべて世は事もなし」の言葉を引き、
「神様が空から見ているから平穏無事に過ぎているという良き古き時代はもうない。
その中で何を考えていけば良いのか」と新入生たちに呼びかけた。
小和田さんは「最近世界では日本はこんがらがってよく分からないと言われる。
私は日本自身がどうしたら良いかわからない状況だと説明してきたが、それが日本を覆う状況だと思う」と述べ、
その状況下で起きた東日本大震災は世界が日本を見直すきっかけになったと指摘した。
「日本人の規律の正しさ、団結心、再建に励む姿を世界が目の当たりにしたことは、
将来への一筋の光明として考えたい出来事だった」と語った。
小和田さんは明治時代の開国を経て、国際社会と付き合うために安達博士をはじめ先人が国際法を学ぶ努力を
続けてきた事情を紹介。
日本が今抱えるグローバリゼーションという課題と向き合うことが必要だと説いた。
講演の終わりに小和田さんは「皆さんがどう社会に役立つかを考える。その場合の社会は、地域社会、国家社会だけでなく
世界全体のために何ができるかを考えてほしい」としたうえで、「世界のために自分が何ができるかを考えることは、
皆さんの偉大な先輩で郷土の偉人である安達博士の志を継いで大学生活を送ることにつながる。
毎日の勉学に励まれることを心から期待します」と結んだ。新入生や保護者ら約4500人は真剣な様子で耳を傾けていた。【安藤龍朗】
4月6日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120406-00000065-mailo-l06


「雅子さまと愛子さまどうなるのか?」 佐藤あさ子著
2009年夏、小和田家と皇太子ご一家が池田礼子さんのマンションに観賞で集った前日
小和田氏は山形市の文翔館(旧山形県庁)で講演を行っていた。
このイベントは日本人で初めて常設国際司法裁判所所長(国際司法裁判所の前身)になった安達峰一郎博士の
没後75周年の記念事業だった。この行事を主催した山形県山辺町関係者は語る。
「これまでも明石康元国連ジム次長や小田滋元国際私法裁判所判事が講演していますが、
75周年の記念事業の目玉として、オランダに出向いて小和田先生にお願いして頂いて実現したものです。
でも皇太子妃の雅子様のお父様に何かあったら失礼という事もあって町は騒然となりました。
山形県警も出動しましたが、表向きは『プライベートな来県』になっていたから、私服警官を出動させるなど、
気を遣ってもてなしました」

小和田夫妻での山形の行程
2009年8月7日
山形県一の高級ホテル、山形グランドホテルに入る。
吉村美栄子山形県知事や市川昭男山形市長、松田清山田が地方裁判所長、遠藤直之山形山辺町長の歓迎昼食会出席。
オリエンタルカーペット鰍イ視察
記念講演
名刺交換・懇談会・花笠祭りご鑑賞
8月8日
名刺交換会とお土産贈呈
上山市葉山温泉・日本の宿「古窯」に宿泊
斎藤茂吉記念館ご視察
この記念事業では優美子夫人も招待されており小和田夫妻は分刻みのスケジュールであちこちに顔を出し
歓迎を受けた。
まるで『皇族並み』である。
(中略)
帰郷する際、小和田夫妻に送られたお土産は、山形大学が研究中の最新技術で冷凍保存したサクランボと
地元企業が作った100色の糸を編み込んだニットの婦人用バッグ。
交通費や宿泊費も主催者側が負担した。

  ◇  ◇  ◇



テーミス2012年9月号
小和田国際司法裁判所判事と大学の姿勢に高まる批判
■謝金」は黒く塗りつぶされて
皇太子妃雅子さまの父・小和田恒国際司法裁判所判事に関する山形大学を巡る「厚遇疑惑」を追及したところ、
さらなる内部告発や情報が本誌編集部に寄せられた。本誌は小和田氏を個人攻撃する意図は毛頭ない。
しかし、次期天皇となられる皇太子殿下と妃殿下の今後の動向を左右しかねない問題であるだけに、
寄せられた情報を元にあえてこの問題を検証していく。 
告発によれば、先月号(8月号)で報じた山形大学講演会関係の支出以外にも情報公開で新たな支出
が確認できたという。講演は今年4月5日だったが、ホテルメトロポリタン山形からは4万8千880円(4月7日付)、
日本の宿「古窯」からは2万6千715円(4月11日付)が請求されていた。
この他に「かみのやま温泉」2万8千320円(4月4日東京―山形6日かみのやま温泉―東京との記載あり)という
山形大学御中宛ての請求書も出てきている。 告発者は「どちらの宿泊先も、HPで一般的な宿泊プランを
参照すればどれだけ豪勢な宿泊かは簡単にわかります。国立大学の職員の一般的な宿泊費規定を
大きく逸脱するものです。わざわざ『かみのやま温泉』の旅館にまで移動して宿泊しているに至っては、
高齢者が湯治を絡めて公費で出張したのか、と疑いたくなります」というが、たしかにそういう疑いを
かけられても仕方がない状況が窺われるのだ。 さらに、情報公開された資料以外にもハイヤー移動の交通費、
大学職員との会食費もあるという。しかも小和田氏への「謝金」は黒く塗りつぶされていて、
金額は明らかにされていないのだ。 さらにある国立大学関係者からも新しい情報が寄せられた。
「小和田氏は近く山形大学の特任教授に就任するといわれているが、実は別の二つの大学にもコミットしている。
いずれも国・公立大学で、これまでにも数回講義などをしている。しかし、公平、公正が求められるはずの
国連の重要機関に勤める一方で、日本国民の税金を使う公職に就くことには問題が生じてくるのではないか。
とりわけ、皇太子妃の父親ということになれば問題は大きい」 さらに別の教育関係者などの話を総合したところ、
小和田氏が山形大以外に関わっている大学が判明した。その大学とは、広島大学と沖縄県にある
公立大学法人・名桜大学である。広島大学では学術顧問・大学院総合科学研究科顧問教授を、
名桜大学では客員教授を務めていた。だが、一般的にはほとんど知られていないのではないか。
■講演で若者に贈る五つの言葉
広島大学学術顧問に就任したのは'02年のこと。国際司法裁判所判事になったのは'03年だから
たしかに大学に関わった時期のほうが早い。しかし、'07年からは大学院総合科学研究科顧問教授を務めている。 
たとえば、小和田氏が昨年4月に行った講演のテーマは「グローバリゼーションと国際社会―文明の衝突と
普遍的価値の問題」というものだ。氏の講演は必ず「グローバリゼーション」が登場してくる。 
広島大学に経緯を聞いた。「学者としての同氏の学識・見識を高く評価している。学術顧問としては
広島大学の国際化の推進に関して助言及び指導をお願いしている。顧問教授としての報酬は雇用関係にはないので
給与は払っていない。2年に1回(過去3回)程度の講演があるが、その際の謝金については個人情報のため、
いえない。旅費交通費については航空運賃等の実費を本人に支払っている」 小和田氏の父・毅夫氏は、
新潟県内の公立高校校長や市の教育委員長を務めた教育者だが、広島高等師範学校(広島大学の前身)の出身だった。
広島大関係者によれば「父親の関係でつながりがあった」というが…。 では名桜大学はどうか。
大学関係者によれば、客員教授に就任したのは「'01年度〜'04年度、'06年度〜現在に至る」という。
給与については、「月々に支払う給与はありません」というが、やはり講演の謝礼は支払っているという。 
今年4月16日、小和田氏は名桜大で「今日の世界における国際裁判の意義」をテーマに16人の学生たちと
懇談会を持ったという。古典的な国際裁判からコソボ問題や難民問題まで具体例を挙げて解説。
その後、多目的ホールで「これからの日本を担う若い世代のみなさんへ」という講演会が開催された。
講演のしめくくりに小和田氏が若者への指針として贈ったのがA、E、I、O、Uを頭文字とする五つの言葉だ。 
Aspiration……心に裏打ちされた希望を持つということ Eye……真贋を見極める眼力を養うこと
Intellect……知性、頭を鍛えること Openness……他流試合で真剣勝負をすること。
閉鎖的な思考や態度では進歩はない Ultimate……自分がやっていることは究極的に何のためなのか。
これで良かったと思えるような生涯を送ること つい雅子さまの現状と重ね合わせて聞いていた学生も多いだろう。
■外務省は頭を抱えているとも
外務省事情通がいう。「国際司法裁判所の給与は年間19万ドルときっちり決まっており、ドル建てなので
円高の昨今はかなり目減りしているらしい。日本へ頻繁に帰ってくるためにも、小和田氏は大学の講演会を名目に
ファーストクラスの航空運賃や謝金を得る必要があるのではないか。しかも現在、小和田氏のアテンドは
外務省国際法局国際法課の女性職員が担当している」 この外務省関係者によれば、小和田氏は来年秋に向けて
「万国国際法学会」の総会を早稲田大学で開くため、関係各所に声を掛けまくっているというのである。
「小和田氏は万国国際法学会の正会員。東京で総会を開くには億単位の費用が必要になってくる。そのため、
小和田氏自ら経団連に働きかけているという情報もある。朝日と読売など新聞社もこれをバックアップするようだが、
外務省内では『危ない橋を渡ることにならなければいいが』との声も出ている。小和田氏の背後には
どうしても雅子妃のことがちらついており、拠出金を出す側もそのことは無視できない。
今後、小和田氏による『雅子妃利用』との批判が噴出してくる可能性もある」 
外務省も困った案件を持ち込まれて頭を抱えているとの情報もある。本誌は外務省国内広報課に
事実関係を確認してみたが、「うちが主催しているものではないので、外務省がどういう形で関わるのか、
関わらないかについてもコメントできない」と困ったような対応である。 波紋はますます広がりそうだ。
http://www.e-themis.net/feature/read1.php