天皇家の存在理由が問われる「血の継承」連続線の危機事情

噂の真相1995年10月号
天皇家の存在理由が問われる「血の継承」連続線の危機事情
本誌特別取材班

■根強く囁かれる夫婦の不仲説
(略)
「現代医学では不妊症はきちんとした治療さえすれば、かなりの確率で治るんです。
ところが、宮内庁はそうした治療や検査はもちろん、専門家のカウンセリングさえやっ
ていないんです。
将来、天皇や皇后になる方に生殖機能の検査を受けさせるのはた
しかに勇気がいることですが、コトは天皇制の存続に関わる問題ですからね。
普通なら当然やるべきはずなのに、今の宮内庁にはそういうことを提案する雰囲気すらまったくない。
いやそれどころか、内部では既に皇太子夫妻に『お世継』が生まれることを
諦めているといったムードさえある」
実際、宮内庁職員の中には紀子が2人の女児を出産したことを受けて、
「秋篠宮様と紀子様に頑張って貰うしかない」と露骨に口にする者もいるという。
いったい、この諦めムードの背景には何があるのか。女性週刊誌などは一切触れようとしないが、
実をいうと、宮内庁内部をはじめ、皇室周辺では、ある噂が根強く囁かれているのである。
それはズバリ、皇太子と雅子が子供を作るような夫婦関係にないのでは、
という奥の院からもれ伝わってくる噂だ。
宮内庁関係者が周囲を気にしながらこう話す。
「新婚当初、ご夫妻は毎朝8時30分頃、東宮御所の2階にある寝室から1階にあるダイニングに降りてこられ、
揃って仲良く朝食をおとりになっていたんです。ところが、昨年の夏くらいから
先に皇太子殿下お一人で降りてこられ、30分から1時間してからようやく雅子さまがお見えになるようになった。
それでもこの頃はまだ、殿下が雅子さまのいらっしゃるのを待って、お二人で食事なさっていたんですが、
昨年の暮れくらいからでしょうか、殿下は雅子さまを待たずにお一人でさっさと朝食を
おとりになるようになったというんです。そして殿下がいなくなった頃に、雅子さまが見えられ、
やはり一人で朝食をとられるようです」
そして、こうしたことから、夫妻の身の回りの世話をしている内舎人達の間では、
二人が一緒の寝室で夜を過ごしていないのではないか、という憶測まで流れているのだという。
東宮御所には夫妻用に和室と洋室の二つの寝室があり、そこで別々に就寝しているのではないか、というのだ。
夫妻の仲睦まじさばかりを強調するTVのワイドショーや女性週刊誌の報道を目にしている者にとっては、
にわかには信じがたい話だが、他にも二人の仲があまりうまくいっていないことを物語る噂は、
かなり前から囁かれていた。
例えば昨年の6月、皇太子夫妻は結婚後、初めて二人揃って奥多摩に登山に出掛け、
一部のマスコミが「雅子さまの愛情が籠もった手作りのオニギリで朝食を」とその仲睦まじさを報じたことがある。
しかし実はこのオニギリ、雅子妃の「手作り」などではなく、宮内庁が出入りの業者から
買い入れたものだったのである。
「宮内庁としてもこの時、雅子妃に手作り弁当を作ってもらい、マスコミにPRしたがっていたんですが、
なぜかそれが実現しなかった。ある関係者がお二人の関係は手作り弁当というような
ホノボノとしたものじゃないからな、と洩らしていました」(宮内庁記者)
また、皇太子の学習院時代の学友の一人は、こんな証言をする。
「正直いって、お二人があまりうまくいっていないんじゃないかという印象はあります。
結婚当初は御所でお二人とテニスをすると必ず、その後にみんなでお茶やお酒を飲んだりしていたものですが、
半年くらいたってからでしょうか、そういった席に雅子さまが顔を出されなくなった。
また、我々の一人が殿下もお持ちのマウンテンバイクを雅子さまにプレゼントして、
ご一緒にとお誘いしても、ほとんど断わられてしまう。殿下とのご様子を拝見しても、
他人行儀というか、なにかギコチないですし。
それと、雅子さまは我々のような皇族に近い人物を避けられているかのようです」
いや、避けられているのは学友だけではない。昨年の法曹テニス倶楽部新年会をはじめ、
皇室関係のプライベートな親睦会には、皇太子ひとりが出席するということも多い。
また、公務のない日、雅子はパブリックスペースに姿を見せず、
一日中プライベートルームに籠もりきりということも珍しくないという。
皇室ジャーナリストはこう語る。
「東宮関係者の話では何でも、ずっと衛星放送で世界のニュースをチェックしたり、
彼女の希望で取り始めた英字紙等に目を通しているようですね。その一方で、孤独を癒すためか、
外務省や学生時代の友人には頻繁に連絡を取っていると聞いています」
さらに昨年の9月に発売された講談社の雑誌『Views』には、年に数度、天皇に会っている
人物の話として
こんなコメントが掲載されている。
「ご夫婦の仲があまりよろしくないという話を、陛下はすでに聞いておられたようです。
ある雑誌に雅子さまのご懐妊の記事がでていることを知った陛下はすぐさま問い合わせたんですが、
重田保夫侍従次長が誤報だと伝えると、陛下はそうだとおもいました、と」

■雅子妃は拘禁ノイローゼ状態との説も
もちろん、これらはいずれも憶測や伝聞の域を出るものではない。
皇室に限らず、夫婦関係などというものは結局、当事者でなければ、
その本当のところはわかりはしないという見方も出来るだろう。
だが、ひとつだけはっきりしていることがある。
それは皇太子妃・雅子さまが現在、かなり追い詰められた状態にあるということだ。
雅子さまをずっと取材し続けている記者たちも一様に
「雅子妃は元気がない」「最近のやつれ方はひどい」と証言する。
「結婚半年くらいたってから、極端に元気がなくなった感じがしますね。記者会見などでも結婚の時は、
かなりはっきりと自分の意見をのべていたのに、最近はめっきり口数が減って
当り障りのないことしか喋らなくなった。表情もロボットのようですし、
彼女に会った学生時代の友人も口を揃えて、塞ぎ込んでいて心配だといっている」(前出・宮内庁記者)
しかし、こうした危機はそもそも、二人が結婚した時から、宿命づけられていたといえる。
少なくとも雅子さまは皇太子に心底から愛情を感じて結婚したわけではないのだ。
婚約内定時に本誌が報じたように、雅子さまはむしろ、天皇家に嫁ぐことを徹底的に嫌がっており、
外務省内に将来を誓い合った恋人もいたのである。それを、宮内庁、天皇家、外務省といった権力が
「国際化時代に相応しい皇太子妃を」という総意のもと、総動員でプレッシャーとも思える説得をかけ、
無理やり結婚に追い込んだともいえるのだ。そして、雅子さまも最終的には「使命感」によって結婚を受けた。
(略)

週刊現代 1994年7月30日号
皇太子・雅子妃「不仲説」が流れる理由

■続出した結婚1周年の記事
先月、皇太子・雅子さまご夫妻は結婚1周年を迎えた。
女性誌を始め各マスコミはこぞってお二人の結婚1周年の記念特集記事を組んだが、なかにはこんなものがあった。
ある女性週刊誌は、昨年7月お二人が岩手県を訪問された際、雅子さまが式典中に疲れのためか
ウツラウツラされたことを「ご公務での居眠り」とし、「『両陛下には、あんなことは一度もない。
雅子さまは緊張感が足りないからだとしかいいようがない』そんな声が上がった」と書いた。
同じ記事のなかでは、「雅子さまが皇太子の隣に立つ位置が逆のことがある」
「マナーに反して手袋をしたまま乾杯した」などと指摘していた。
また別の隔週刊女性誌は、「朝寝−−公務がお休みの日には、皇太子殿下の優しいお気遣いで」
という小見出しをつけ、「(起きるのが)お昼近くになるときもあるようですよ」
と宮内庁関係者の声を紹介している。
先の女性週刊誌と同様「頭の下げ方が軽すぎるのでは」
「大またで歩かれるので殿下との距離が縮まりすぎる」など、マナーについても言及している。
両紙とも、「皇室に不慣れな雅子さまの初々しい振る舞い」といったタイトルをつけているが、
内容的にはバッシングともとれる。
そんな折も折一部の男性週刊誌が「結婚2年目を迎えたご夫妻の“調和”がますます心配」と
「不仲説」を匂わせた。同誌は、6月25日に神宮球場で開幕された日米大学野球選手権大会の開会式に、
お二人そろって出席する予定が、直前にキャンセルされたことを取り上げ、「ひょっとして雅子さまが
“公務が辛い”と漏らされたことも考えられると思います」という
皇室ジャーナリストの声を紹介している。さらに
「カカア天下というほどではないのですが、雅子さまも多少増長しているところがあるのではないか、
と小和田夫妻も心配しているようですね」
との、小和田家に近い関係者のコメントを載せている。
この記事に、宮内庁幹部は大いにあわてたという。
というのも宮内庁関係者の間ではそれまでもご夫妻の夫婦関係を危惧する向きがあり、
その話の内容が漏れたのではないかと勘ぐったからだ。
「実際、不仲説の報道があった直後、自分たちがそうした噂をしていたこともあって宮内庁は
バツが悪いなあという雰囲気でした」(宮内庁関係者)
こうした「不仲説」が流れた背景には、いったいどういうことがあったのだろうか。
皇太子の知人の一人はこれらの記事に驚きながらも、こんなことを語った。
「ご結婚前は、御所で殿下とテニスをした後などは、決まって殿下のほうから『ビールでも』
と声がかかり、遅くまでワイワイ飲んでいたものですが、ご結婚後は、お二人が参加してテニスをした後、
ビールやお茶の席に顔を出すのは殿下お一人。それも10分か20分で、すぐ引き上げてしまう。
今年の新年会の法曹界テニス倶楽部(東宮一家、法曹界、宮内庁職員)のときも、
雅子さまはおみえにならなかった。この頃から皆、お二人の関係を心配していました」
学習院時代からの友人の一人はこう証言する。
「皇太子の学友が雅子さまにご結婚祝いにマウンテンバイクをプレゼントしたんです。
殿下はすでに持っていますから、その後『一緒にマウンテンバイクで遊びましょう』
『テニスをやりましょう』と雅子さまも誘うのですが、『いいですね。でもこのところ忙しいですから』
と断られ続けています。学友のなかには、『僕らは雅子さまに嫌われているのかな』という人もいます」
こうした話を耳にすると、ついお二人の“調和”を心配したくもなる。しかし、この学友は
雅子さまがこうしら行動をとるのは“疲れ”が原因だと語る。
「不慣れな公務でのお疲れがあるのでしょう。
一般の人にはそのプレッシャーは想像できないかもしれませんが、
外にお出かけになればその一挙手一投足を注目されますからね。
それもあって、皇太子の友人たちの輪に積極的に入っていこうとするのを遠慮されているのだと思います」
確かに雅子さまのスケジュールはハードのひと言に尽きる。
昨年6月から今年の6月までに都内へのお出かけが約120回、地方へのお出かけが約20回にのぼっている。

■スケジュールが変更になったワケ
「不仲説」のきっかけとなった日米大学野球開会式キャンセル事件の原因については、
こんな話で落ちついている。
「天皇、皇后両陛下は6月10日からアメリカ訪問で日本にはおられませんし、もしこの間に国会が解散になれば、
天皇の代行として国会解散の承認という国事行為を皇太子が務めなければならない。
国会解散に備え、スケジュールを空けておいたということです」(全国紙・社会部デスク)
しかし、実は東宮職がご夫妻のスケジュールを把握していなかったという、
これまでは考えられないことが起こったというのだ。
ある皇室関係者はいう。
「実際に国会の動きも横目でにらまなければならなかったのですが、日米野球の当日に、
ご夫妻にプライベートなスケジュールが入っているのを、宮内庁が確認せずに、
開会式への参加をOKしてしまったことが原因です」
東宮職の侍従や女官は皇太子ご夫妻が新婚ということで気を遣い、できるだけお二人きりにしようとする。
それが結果的には宮内庁サイドがご夫妻とのコミュニケーションをとる努力を怠ることにつながったらしいのだ。
宮内庁自身が、間接的に「不仲説」を邪推させるもとを作っていたことになる。
さらには、宮内庁内部では雅子さまの行動を誤解してしまう職員もいるようだ。
「雅子さまは何かにつけ美智子さまと比較されています。たとえば、美智子さまは昔から、
新しい職員がくると必ず名前を覚え、名前で呼んでいたのに、雅子さまは職員の名前をあまり呼ばない。
これだけでもあれこれいわれる原因になる」(宮内庁職員)
雅子さまが職員の名前を呼ばないのはもとより悪意があるわけではないのだが、何かにつけて、
「外務省のエリート官僚だったから」という目で宮内庁職員に見られてしまうという。
こんな誤解が、新たな雅子妃バッシングの火種になりかねない。
この背景には、宮内庁の旧態依然たる権威主義に問題があると宮内庁関係者がいう。
「雅子さまはご意見をしっかり持たれる方で、皇室という特殊な環境、つまり古くからの
いろいろな方々との軋轢ができる。たとえば、昨年1月のご婚約発表の折の記者会見で、
雅子さまが『私の言葉でひと言つけ加えさせていただければ』と発言し、われわれはいままでにない
新しい皇室の息吹を感じました。しかしこれに対してある侍従が立場上そうした発言は慎まれるよう諌めたんです。
ところが、雅子さまは今年2月の会見でも、同じ文言を繰り返した。
侍従や女官のなかには、その経緯を知っているため、眉をひそめる者もいました」
この宮内庁関係者はこれでいいのかと疑問を呈する。
新しい皇室を目指そうとするご夫妻に協力しようともせず、自分たちの価値観を押しつけようとすることに
問題があるというのだ。

■「不仲説」を笑うある皇族
こうしたプレッシャーのなかで雅子さまがホッとできるのは気のおけない人たちとの
コミュニケーションだった。雅子さま自身のご学友おは折を見て会っているし、
雅子さまのお母さんもわりと頻繁に御所に出入りしていた。
しかし、今年になって母親の優美子さんは、5月に雅子さまの父・小和田恒氏が国連大使となったため、
恒氏の赴任とともにニューヨークいに旅立ってしまったのである。こんなことも雅子さまの
最近の心理的な負担を増しているようだ。
「雅子さまは結婚してからも母親に会った折とか、電話した時にお願いして身のまわりの
必要なものを手配してもらっていました。いまは、雅子さまが学生時代の友人にファックスで連絡して、
欲しいものを持ってきてもらっているようです。やはり、」まだ女官や侍従に対する
遠慮があるのでしょう」(宮内用関係者)
ところが、最近は仲のよい友人たちとも会う機会が少なくなっているのだという。
ここでも、宮内庁サイドがそのネックになっているという。
「最近では友達のほうで遠慮して、電話したり会いに行ったりすることがなくなっている。
それに加え宮内庁も、落ち込んでいる雅子さまの気持ちを考え、もっと友達に会せればいいんですが、
逆に、公務があるとかで、御所に寄せつけない。『友達がマスコミに頼まれて会いにくるのは困る』
なんてことを理由にしているんですからね。よけい雅子さまのストレスはたまる一方なんです」(宮内庁記者)
こんな“いきちがい”がいろんな記事が出てくる原因になったようだ。
女性誌で紹介された朝寝のことについてもマスコミに誤解がある。
美智子さまはお疲れの様子の雅子さまを優しく気遣ってこう話しかけているという。
「夕食の折など、『明日はご公務はあるの?もしも忙しくないのだったら、ゆっくりお休みなさい』と
声をかけているそうです。また、雅子さまは、朝起きるとNHKの衛星放送をつけっ放しにして
全世界のニュースに目を通すのが日課になっています。
番組が終わるまで部屋を出ませんから、そんな生活ぶりが、周囲を誤解されるのかもしれません」(前出・宮内庁記者)
皇太子ご夫妻は、7月6日に東宮御所に引っ越された。このとき、皇太子は雅子さまに
とっておきのプレゼントをした。
雅子さまは外国生活が長いので、逆に日本的なものが非常に好き。そこで皇太子は、
雅子さまのお印のハマナスを5本、北海道から取り寄せて植えている。
皇太子が雅子さまに対しいろいろな配慮をすることが逆に雅子さまの“増長”とまで
書かれるのであれば、それはバッシング以外の何ものでもない。
ある皇族は、お二人の「不仲説」を笑ってこう否定する。
「子どもができないからいろいろいわれるんでしょう。世間が騒ぐような不仲はありませんよ。
ただなんというか、雅子さまはまだ完全に“ナカ”の環境に慣れていないんです。
でも、お二人で夜くつろがれるときは、一緒にワインを飲まれたり、紅茶にクッキーで
遅くまでなごやかに話されています。不仲になんて少しも見えませんよ」
ご懐妊への周囲の期待とプレッシャーが、「不仲説」を生んだ一因かもしれない。