ナルちゃん憲法

平成18年 皇后陛下
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h18sk.html
なお,教育ということに関し,時々引用される「ナルちゃん憲法」ですが,
これは私が外国や国内を旅行する前などに,長い留守を預かる当時の若い看護婦さんたちに頼まれ,
毎回大急ぎで書き残したメモのたまったものに過ぎず,
「帝王学」などという言葉と並べられるようなものでは決してありません。
小児科医であった佐藤久東宮侍医長が記した「浩宮さま」という本により,
このメモのことが知れたと思われますが,本来は家庭の中にとどまっているべきものでした。
たしか佐藤医師もこの本のどこかで,このようなメモは別とし,
私が浩宮の教育に関し最も大切に考えていたのは,
昭和天皇と今上陛下のお姿に学ぶことであったと述べていたのではないかと思います。
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一部

「一日に1回くらいはしっかりだいてあげてください。愛情を示すためです。
あなたのことを大好きな人がたくさんいるのよ。」
「人の批判から自分を守るための外向きの厳しさや、
自己満足のための厳しさを持ちたくない。
私はむしろ、大勢の人の様々な要望に怯えてしまって、
自分がナルチャンに子供として必要な十分な愛情を注いであげられない事のほうがよほどこわい。」
「子供を育てるのは人間の心が中心になるので、何よりもまず本人の幸せを望みたい。
いちばん大切なのは、両親が子供の発育の形を見きわめて、
深い愛情と忍耐で子供の心を大事に育てることだと思います。」
「自分が投げたものは、なるべく自分でとりに行かせるように。
軽く背中を押して『とってきてちょうだい』と言ってください。」
「130人もいる生徒のなかで、お父様のお古を着ている生徒はナルちゃんだけでしょうね。
必要なものだけを新しいものに替えてください。」
「この4年間、強く感じたことですが、第三者が真剣に働く姿を見る機会に
恵まれていません。たとえば、食事などでも魔法みたいに
自然にテーブルに出てくるものだと思い違いさせないでください。」