いとこ発言

皇太子妃殿下お誕生日に際し(平成18年)
平成18年12月9日(土)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/02/kaiken/gokanso-h18hn.html

この一年,皇太子殿下の変わらない温かいお力添えをいただきながら,
少しずつ快方に向かって過ごしてくることができました。
お陰様で,国民の皆様の温かいご理解をいただきながら,
お医者様のご指導の下,公務を含め,活動の幅を少しずつ広げてまいることができました。
この機会に心から感謝申し上げたいと存じます。

愛子も先日5歳になりました。この秋には,天皇皇后両陛下より温かいお心遣いをいただいて,
数え年5歳のお祝いとなる,着袴の儀を無事に終えることができましたことをたいへんありがたく思っております。
この4月からは幼稚園に入園し,新しい環境の中での一歩を踏み出しました。
毎日楽しく幼稚園に通っております様子を心からうれしく思っております。
私自身も,愛子が幼稚園生活を楽しく送れるよう,できる限りの手助けをしたいと思い,
殿下にもお助けいただきながら,送り迎えをしたり,様々な行事に参加したりして参りました。
このようなことを通して,幼稚園生活の一端に触れることができますことも,私にとりまして喜びになっております。

今年の夏は,家族そろってオランダで静養させていただきました。
オランダへご招待下さいましたベアトリクス女王陛下,
また,深いご配慮を下さいました天皇皇后両陛下をはじめとして,多くの方々のお力添えにより,
お陰様でゆっくりと貴重な時間を過ごすことができました。
皆様のご理解に重ねて心からの感謝を表したいと存じます。
また,久しぶりの1泊旅行の公務として,10月に奈良県に参りました。
多くの方に温かく迎えていただいたこともうれしく,ありがたく思いました。
昨年より,国連大学で時々聴講させていただいております。
このようなことを通じ,今日の社会が直面している様々な課題について考える機会を与えていただいていることは,
私にとり有意義であり,ありがたいことと思っております。
また,いろいろな方からお話をうかがう中で,子供たちの将来に明るい希望が持てるよう,
私たち大人が力を合わせていくことの大切さを感じております。

今年9月に,悠仁親王殿下がご誕生になられましたことを心からお祝い申し上げております。
愛子にもかわいらしいいとこが新たに一人できましたこともうれしく,
今後のお健やかなご成長を心よりお祈りしております。

これまで天皇皇后両陛下より温かいご理解とお励ましを賜り,
特に皇后陛下より,私の公務復帰につきまして,こまやかなお心遣いを賜っておりますことに深く感謝申し上げます。
また,皇太子殿下には,お忙しいご公務をお務めになりながら,
いつも傍でお支え下さっていることにあらためて感謝申し上げております。
国民の皆様からも変わらず温かい気持ちを寄せていただき,心よりありがたく思っております。

昨冬は,豪雪のために被害を受けられた方が多くあり,心の痛むことでした。
この冬は,国民の皆様にとりまして穏やかな冬となりますよう願っております。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

週刊文春2006年12月14日号
12月9日、雅子さまは43歳になられる。雅子さまの長期にわたるご静養は、
03年の誕生日直前に帯状疱疹で入院されたときからで、
当初、林田英樹東宮大夫(当時)は「来春頃までは公務を休まれ、静養に専念される」と発表したが、
闘病生活を始められてから早くも丸3年が経つ。序々に回復されるるある雅子さまは、
今夏にはオランダご静養を実現された。10月には03年11月の静岡県での全国障害者スポーツ大会以来、
約3年ぶりとなる宿泊を伴う京都、奈良への地方公務を果たされた。
もっとも、今年も誕生日会見の予定はなく、これで4年連続で会見が行われないことになる。
振り返れば1年前はご体調もずいぶん不安定だった。昨年12月9日、雅子さまは例年通り、
午前11時に皇居を訪れ、両陛下に誕生日の挨拶をされた。
半蔵門では、沿道に集まった人に手を振られるなど、お元気な様子だったが、
午後になって急に風邪の症状がお出になった。皇室関係者が話す。
「午後5時半になって東宮御所の侍従から皇居無いの御所に緊急の電話が入り、
午後7時から東宮御所で予定されていた雅子さまの誕生日を祝う夕食会を、
急遽取り止めにした、と伝えられなした。両陛下はご出発の直前で、すっかり仕度が整っていたので、
側近は大慌てで食事の準備などをした、渡辺侍従長も東宮職に
『もっとしっかり説明するように』と申し入れたそうです。
この経験から、今年のお誕生日の行事はなるべく負担が少なくなるような配慮がなされています」

週刊文春2006年12月21日号
誕生日所感は側近が確認し助言するものだが、
雅子さまは「ご自分の言葉を大切にされるので、アドバイスがあっても、変えられないことも多い」
今回も雅子さま独特の言い回し箇所が目立つ。
通常、報道への提出はもっと早いが東宮側はこれでも遅滞なしと説明。
2か所、事実関係の訂正が東宮側からあった。(いとこと数え年)
悠仁親王殿下がご誕生になられましたの二重敬語、主治医に「お医者様」と敬称を付ける、
奈良の公務を「旅行」と表現するなど、周囲から修正の助言があって然るべきだった。
また、今年は台風や竜巻などの被害があったのに、なぜ唐突に豪雪だけを取り上げたのか
国民全体へ届く言葉だから一例に絞るのは不自然(東宮職関係者)
また、皇后陛下への感謝について、東宮大夫がわざわざ、
「公務復帰は妃殿下が安心できる時を待つようにおっしゃってくださったことに対する感謝」と付け加えた
(雅子さまによる指示)が、皇后陛下が「自分を大切に」と言ったのは、過去に感銘を受けた体験を元に
高い志を持って、自分に厳しくすることが自分を大切にしていることだ、という意味で言ったのでは?
雅子さまの解釈(皇后陛下の「自分を大切に」を病気なら好き勝手にしていいという免罪符にとった)
は疑問。
皇后陛下の真意は逆なのでは?
皇后陛下の友人談をひき「自分を大切に」とは努めを果たせるよう自分を律する事、と示唆。


文藝春秋2007年3月号
岩井克巳
雅子さまの誕生日文書回答の中の悠仁親王の誕生について
「愛子にもかわいらしい従兄弟が新たに一人できましたこともうれしく」という部分があった。
東宮大夫に「イトコの表記はこれでよいのですか。従姉弟では」と尋ねると、平仮名の「いとこ」に訂正されました。
もし「従兄弟」のまま発表されれば、眞子さまと佳子さまを差し置いて、
雅子妃の妹さんの男の子のことしか念頭にないのか、と批判されかねない。
些細なことであっても、皇室は言葉を重んじるところですから、
いろんな角度から配慮を重ねるべきだと思うのです。