伊勢神宮臨時祭主

伊勢神宮臨時祭主に黒田清子さん
2012.5.7 21:39
伊勢神宮(三重県伊勢市)は7日、祭祀(さいし)をつかさどる臨時神宮祭主に、
天皇、皇后両陛下の長女の黒田清子さん(43)が4月26日付で就任したと発表した。
神宮祭主を務める陛下の姉、池田厚子さん(81)が高齢であることを考慮したもので、
黒田さんは池田さんを補佐する。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120507/imp12050721400002-n1.htm

伊勢神宮臨時祭主に黒田清子さん 
2012年5月7日 16時41分
三重県伊勢市の伊勢神宮は7日、天皇陛下の長女で元皇族の黒田清子さん(43)が、
昭和天皇の四女で神宮祭主の池田厚子さん(81)の補佐役として、臨時神宮祭主に就任したと発表した。
就任は4月26日付。
伊勢神宮の鷹司尚武大宮司は就任の理由を
「池田さまは高齢につき、支えとして式年遷宮の完遂に至る間、就任していただく」とコメントを発表した。
神宮祭主は、伊勢神宮の祭りを天皇陛下の大御手代(おおみてしろ)(代理)としてつかさどる伊勢神宮固有の役職。
天皇陛下が皇族または元皇族から任命される。
(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012050790162741.html

伊勢神宮の臨時祭主に黒田清子さん 天皇陛下の長女
三重県伊勢市の伊勢神宮の臨時祭主に、天皇陛下の長女黒田清子(さやこ)さん(43)が就任した。
神宮司庁が7日に発表した。
20年ごとに神宮の社殿などを新しくする式年遷宮が終わるまで、
現祭主で昭和天皇四女の池田厚子さん(81)を補佐する。
神宮祭主は、天皇の代理として神宮の祭事をつかさどる。皇族か元皇族から任命される。
鷹司尚武大宮司は「(現祭主)ご高齢につき祭祀(さいし)の万全を期すため」などとの談話を出した。
前々回の遷宮(1973年)の時にも、当時の祭主の高齢を理由に臨時祭主が就いたことがある。
2012年5月7日20時20分
http://www.asahi.com/national/update/0507/NGY201205070010.html

伊勢新聞
伊勢神宮 臨時祭主に黒田清子さん 式年遷宮に向け
【伊勢】神宮司庁は七日、伊勢神宮の祭りを取りまとめる神宮祭主を代理して補佐する臨時神宮祭主に、
天皇陛下の長女黒田清子さん(43)が就任したと発表した。就任は四月二十六日付。
来年の第六十二回神宮式年遷宮に向け、高齢の現祭主を支える目的で、
今月中に、黒田さんが就任報告の参拝に訪れる予定という。
神宮司庁によると、神宮祭主と同じく臨時神宮祭主も天皇陛下が皇族や元皇族から任命し、
年中行事や式年遷宮に関わる重要な祭事で祭主が出ない場合の代わりを務める。
現祭主の池田厚子さん(81)が高齢のため、「神宮祭祀(さいし)の万全を期すため」を理由に、
「遷宮の完遂に至る間」で就任するとした。任期の明確な終了時期は調整中という。
臨時神宮祭主は、第六十回式年遷宮の際にも置かれ、昭和四十八年三月二十八日から昭和四十九年十月十日まで、
当時の神宮祭主北白川房子さんの補佐として、鷹司和子さんが務めた。
任期終了翌日の同十一日、鷹司さんが引き継いで神宮祭主に就任した。
黒田さんは、天皇陛下の第一皇女として生まれ、紀宮を称号とした。
平成十七年十一月に民間人の黒田慶樹さんと結婚して皇籍を離れた。
http://www.isenp.co.jp/news/20120508/news02.htm

天皇家長女、黒田清子さんが就任 「伊勢神宮の臨時祭主」 どんな役職なのか
2012/5/8 19:19
伊勢神宮に関する事務を管理する神宮司庁(三重県伊勢市)は2012年5月7日、
天皇陛下の長女、黒田清子(さやこ)さん(43)が4月26日付で、臨時神宮祭主に就任したと発表した。
20年に一度の式年遷宮が2013年に控えており、「万全を期すため」という。
インターネット上では、「伊勢神宮に住み込むことになるの?」といった素朴な疑問の声も挙がっている。
臨時祭主は、どんな役割を担うのだろうか。
神宮司庁広報室などによると、「伊勢神宮」は通称で、「単に『神宮』が正式な名称」だ。
伊勢神宮は、皇室の「御祖神」である「天照大御神」(あまてらすおおみかみ)を祭る内宮(ないくう)と
外宮(げくう)の総称で、別宮や末社などを含め、計125の宮社がある。
全国の神社の「本宗」(ほんそう)と位置付けられている。
式年遷宮は、20年に一度、神宮の社殿を建て替えるなどする「わが国最大のお祭り」で、
「(西暦)690年から1300年にわたって続けられている」という。
神宮祭主は、天皇陛下の代理として神宮の祭事をつかさどる役職で、
天皇陛下の「勅旨」を受けて決まる「神宮だけ」の役職だという。
現在の祭主は、昭和天皇の4女の池田厚子さん(81)で、1988年に就任した。
戦後の祭主には、皇族出身の女性が就いている。
過去には、男性がなったり、華族らがなったりしていた。
14世紀ごろまで続いていた、未婚の内親王らが務めた「斎内親王」(斎宮)とは、
「イメージが重なる部分もあるようだが、全く別もの」だ。
祭主のはじまりははっきりしないが、平安時代まではさかのぼるとされる。
神宮では現在、年間「千数百回」ものお祭りが行われている。
祭主が直接、神事に携わる(ご奉仕する)のは、このうち神嘗祭(10月)など一部に限られている。
このほかに、出席するだけの「ご参列」もある。

「住み込みの必要」なし
2013年の式年遷宮に向けては、すでに05年から関係する祭りが始まっており、
12年も今後、5月と7月に予定されている。
13年には16の祭りや行事がある。祭主自らが「ご奉仕」するのは、「遷御」(10月)など主な祭りだけだ。
祭場は非公開で、神職らが祭場に向かうまでの「参進風景」は見学可能、という例が少なくない。
詳細は未定だが、前回の式年遷宮の例では、一般の人と一緒に祭主が参加する行事もある。
臨時祭主に就任した黒田清子さんは今後、祭主の池田さんと祭りの担当を「分担」する形になるのだろうか。
神宮司庁広報室によると、「具体的には決まっていない。式年遷宮を控え、
万全を期すためにお願いしている」とのことだった。
また、祭主や臨時祭主は、神宮内もしくは周辺に「住み込む」必要があるのだろうか。
ネットの2ちゃんねるには、そうした疑問が書き込まれていた。
祭主の池田さんは三重県外に住んでおり、必要があるときに神宮を訪れるという。
祭主が直接関わる祭りは限られているためだ。黒田清子さんも、同様の対応となりそうだ。
黒田清子さんは、「紀宮(のりのみや)さま」として知られていた天皇家の長女で、
2005年に東京都職員の黒田慶樹さんと結婚して皇籍を離れた。
最近では、2012年4月の天皇、皇后両陛下のご結婚53年の記念日に、黒田清子さん夫妻も、皇太子、
秋篠宮両ご夫妻と一緒に両陛下と夕食をともにしてお祝いしたことなどが報じられている。
http://www.j-cast.com/2012/05/08131411.html

真珠のネックレス着けた黒田清子さん、伊勢神宮の臨時祭主に
2012年05月13日
伊勢神宮の臨時祭主として4月26日付で就任した黒田清子(さやこ)さん(43歳)が5月13日、
外宮、内宮にそれぞれ参拝し神様に就任の奉告を行った。
黒田さんは、首に真珠のネックレス、胸元に真珠のブローチを付け白のドレスで登場。
参道に参列した神宮職員や一般参拝客らが見守る中、軽く会釈をしながら、
神宮神職の先導を受けて正宮までの参道をゆっくりと歩いた。
天皇陛下の代わりに神宮の祭りをつかさどる神宮祭主。現在は昭和天皇の四女、
池田厚子さん(81歳)が務めているが、高齢であることから黒田さんが補佐役となった。
黒田さんは、天皇陛下の長女にあたり、2005(平成17)年に黒田慶樹さんと結婚した。
参道で黒田さんを見守った一般参拝者からは「清子さん〜」と声がかかる場面も。
同14日には神宮の「衣替え」とも呼ばれる神御衣祭(かんみそさい)の行事を務める。
http://iseshima.keizai.biz/headline/1415/

黒田清子さんが伊勢神宮参拝 臨時神宮祭主就任を報告
伊勢神宮(三重県伊勢市)の臨時神宮祭主に就任した天皇家の長女黒田清子さん(43)が13日、
同神宮を参拝し、就任を報告した。
黒田さんは外宮を参拝した後、内宮を訪れ、一般の参拝客が見守る中、神宮の神職に先導されて参道を歩き、
天照大神が祭られている正宮を参拝した。14日は臨時神宮祭主としては最初の祭典となる、
天照大神に新しい衣をささげる「神御衣祭」に臨む。
神宮祭主は、天皇陛下の代わりとして天照大神に仕え、伊勢神宮の神職をまとめる立場。
代々、皇族または以前皇族だった人が就任している。
神宮祭主は現在、天皇陛下の姉の池田厚子さん(81)が務めているが、
高齢のため、黒田さんが4月に臨時神宮祭主に就任。
20年ごとに社殿を造り替える「式年遷宮」の一連の行事が終わるまで補佐することになった。
2012年5月13日 13:12
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/05/13/kiji/K20120513003243640.html

神御衣祭に黒田清子さん奉仕 三重・伊勢神宮内宮
2012.5.15 02:00
伊勢市の伊勢神宮内宮で14日、天照大神に新しい衣をささげる「神御衣祭(かんみそさい)」が営まれ、
天皇・皇后陛下の長女、黒田清子さん(43)が臨時神宮祭主として初めて奉仕した。
黒田さんは白衣に緋袴(ひばかま)の御装束を身にまとい、神職らとともに参道を進んだ。
多くの参拝客が緊張した面持ちで行列を見守っていた。
御正宮では和妙(にぎたえ)(絹)と荒妙(あらたえ)(麻)の織物が供えられる
“神様の衣替え”が粛々と行われた。
神御衣祭は神嘗祭(かんなめさい)に次いで古い由緒があり、
平安時代から内宮と別宮の荒祭宮で毎年春と秋に営まれている。
供えられる絹と麻は松阪市の2神社で古式のままに織り上げられている。
神宮司庁によると、最近では神御衣祭に神宮祭主が奉仕することはなかったが、
黒田さんは13日に臨時神宮祭主の就任報告のため参拝。続けて14日の奉仕が決まった。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120515/mie12051502010001-n1.htm

伊勢志摩経済新聞 2012年10月17日
5月に伊勢神宮の臨時祭主に就任した黒田清子さんが10月15日〜17日、
年間1000以上執り行われる伊勢神宮の祭りの中で最も重要な祭典(重儀)とされる
「神嘗祭(かんなめさい)」を初奉仕した。
黒田さんは、現在の祭主・池田厚子さんの補佐役として4月26日に臨時祭主に就任。
今回の奉仕は、5月14日に神様の衣替えともいわれる「神御衣祭(かんみそさい)」を初奉仕して以来。
祭典はまず内宮にて15日、17時〜無事に祭典が行われるようにと「興玉神祭(おきたましんさい)」、
神職が祭典奉仕をしてもいいかどうかを占う「御卜(みうら)」を行う。
同日外宮にて、22時〜「由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)」、
16日2時〜「由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)」、
12時〜「奉幣(ほうへい)」、18時〜「御神楽(みかぐら)」。
続いて内宮にて、22時〜「由貴夕大御饌」、17日2時〜「由貴朝大御饌」、
12時〜「奉幣」、18時〜「御神楽」と、ほぼ昼夜なしで粛々(しゅくしゅく)と執り行われる。 
「由貴」とは、この上なく貴いという意味で、「由貴夕大御饌」「由貴朝大御饌」は、
アワビや伊勢エビなど約30品目も並ぶ夕食と朝食の「大ご馳走」のこと。
「奉幣」は勅使により天皇陛下からの幣帛(へいはく)を奉納すること。
神宮の森の木々の間から満天の星が輝く16日の夜、
黒田さんは、白衣・緋袴(ひばかま)・小袿(こうちぎ)といった平安の装束姿で、
松明だけの光の中「由貴夕大御饌」を滞りなく奉仕した。
http://iseshima.keizai.biz/headline/1551/

伊勢神宮臨時祭主・黒田清子さん、五穀の収穫を祝う「新嘗祭」を初奉仕
(2012年11月24日)
伊勢神宮祭主・池田厚子さんの補佐役(臨時祭主)を務める黒田清子さんが11月23日、
五穀の収穫を祝う新嘗祭(にいなめさい)を初奉仕した。
新嘗祭とは、天皇陛下がその年の収穫に感謝する祭りで宮中祭祀(さいし)の中で最も重要とされ同日、
伊勢神宮はじめ国内の神社でも執り行われる祭り。
国内に新穀が行き届き、国民一人ひとりが新米を口にしたころ、
一番最後に陛下自身が召し上がる儀式とも言われている。
伊勢神宮外宮では、4時から神饌(しんせん)を神様にお供えする「大御饌(おおみけ)の儀」が、
7時から天皇陛下より贈られた幣帛(へいはく)を奉献する「奉幣の儀」が行われ、
続いて11時と14時からそれぞれ外宮同様の祭儀が内宮でも行われた。
この日は早朝から雨が降り、外宮での祭儀は傘を差しながらの参進となったが、内宮での祭儀には雨が上がり
晴れやかな空気の中で、大勢の参拝客が厳粛な祭りを見守った。
黒田さんは、4月26日に臨時祭主に就任。新嘗祭の奉仕は、
10月に執り行われた神嘗祭(かんなめさい)に続いて初めて。
家族連れで参拝に訪れ参道で祭りを見守った四日市出身の田中さんは
「たまたま参拝に来たのに、こんな素晴らしい祭典を見ることができて感無量。
伊勢神宮の奥深さにも感動した」と感想を漏らした。
「勤労感謝の日」に当たる同日は、もともと新嘗祭として日本人が飛鳥時代から受け継いできた祭典の一つとされる。
明治・大正・昭和初期には国の祭日として制定され休日だったが、
「国民の祝日に関する法律」(1948年7月20日公布・即日施行)において「勤労感謝の日」と名前を変え祝日になった。
http://iseshima.keizai.biz/headline/1581/


黒田清子さん、臨時祭主終える=伊勢神宮の式年遷宮終了で−宮内庁
宮内庁の風岡典之長官は10日の記者会見で、
伊勢神宮で20年に1度社殿を建て替える「式年遷宮」が6日で終了したことに伴い、
天皇、皇后両陛下の長女黒田清子さん(44)が臨時祭主の役目を終えたことを明らかにした。
(2013/10/10-15:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013101000592

朝日デジタル
2013年10月9日18時2分
(皇族方の素顔)「さすが」の黒田清子さん
10月2日夕、三重・伊勢神宮。
皇室を語るには、「伊勢神宮」をはずすことはできない――。
宮内庁を担当する記者には代々、そう引き継がれています。
皇室の祖先とされる神、天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる三重県伊勢市の伊勢神宮は、
昔から皇室とのゆかりが深く、全国の神社の中でも別格に位置づけられる神社です。
今年は20年ごとに社殿などを一新する「式年遷宮」の年にあたります。
一連の祭事のクライマックスが、10月2日、内宮で神体を新正殿に移す「遷御(せんぎょ)の儀」でした。
天皇陛下の長女・黒田清子さんが臨時祭主を務め、
秋篠宮さまも皇族代表として参列すると聞き、現地に駆けつけました。
儀式が始まるのは夕方から。でも儀式が行われる敷地は午後1時に閉鎖され、一般参拝客は入れなくなり、
午後2時半には取材の受け付けが締め切られます。
東京で東海道新幹線に飛び乗り、名古屋からは近鉄の観光特急「しまかぜ」に乗り継いでおよそ3時間半。
午後1時すぎに現地に着くと、すでに大勢の記者やカメラマンが集結し、熱気にあふれていました。
地元・三重県庁の担当者によると、この日だけで約600人の報道関係者が取材に詰めかけ、
海外メディアの姿もありました。
控室には、神道や伊勢神宮について英語で解説した「SOUL of JAPAN」という冊子。
世界各国から注目されていると実感しました。
午後5時半、神楽殿(かぐらでん)の明かりが全て消えて、辺りが薄暗くなりました。
報道陣の話し声がやみ、おごそかな静寂に包まれます。
まず鳥居の向こうからやってきたのは、華やかな制服の衛士と白装束の神職に囲まれた安倍晋三首相夫妻でした。
夕闇がさらに深まる中、五つの明かりが進んできました。皇族代表として参列した秋篠宮さまの一行です。
衛士や神職とともにゆっくりと歩を進める秋篠宮さまはモーニング姿で、まっすぐ前を見据えていました。
午後6時すぎ、幽玄な太鼓の音が聞こえてくると、衛士や神職が両端にずらりと立ち並びました。
現れたのは、天皇陛下の使いである「勅使」。祭祀(さいし)を担う宮内庁の掌典長が務めます。
そして天皇家の長女・黒田清子さん(44)が登場しました。赤い袴(はかま)姿。
白装束の神職を従え、腰より長く垂らした髪が古式ゆかしい。
行列の中で唯一の女性で、白い横顔が目立ちます。やはり前を見つめ、表情を変えませんでした。

天皇陛下は毎年1月1日の早朝、その年最初の祭祀(さいし)となる「四方拝(しほうはい)」でまず、
皇居から遠く300キロ離れた伊勢神宮に向かって拝礼するといいます。
陛下は毎年、皇居内の水田で稲作りに励んでいますが、収穫されたその稲は伊勢神宮に送られ、
神嘗祭(かんなめさい)の際に供えられます。
今回、新調された神様のための「御装束」には、
皇后さまが皇居内で育てている蚕からとった絹糸が使われているそうです。
天皇陛下や皇族方は、節目節目に伊勢神宮を訪れています。
1990年11月、両陛下は「即位の礼」「大嘗祭(だいじょうさい)」の終了を奉告。
両陛下、皇太子ご夫妻ともに、結婚の報告にも訪れています。
また、伊勢神宮で諸行事に使われる「神馬(しんめ)」は、
実は宮内庁で外交団の接遇などに使われてきた馬が引退後に贈られたものです。
2010年3月には、両陛下が皇居内の厩舎(きゅうしゃ)を訪れ、
伊勢神宮に贈られることになったアングロ・アラブ種の「国春(くにはる)」にニンジンを与え、
長年の労をねぎらいました。
伊勢神宮の祭主は、皇族や元皇族が務めるのがならわしです。戦後では、元皇族の北白川房子さん(故人)、昭和天皇の三女・鷹司和子さん(同)、
そして現在は昭和天皇の四女・池田厚子さん(82)が務めています。
ただ池田さんが高齢のため、昨年5月、黒田さんが臨時祭主に就任。
式年遷宮が終わるまで池田さんを補佐するお役目です。
黒田さんは2005年に黒田慶樹さんと結婚し、都内のマンションに暮らしています。
自宅近くのスーパーで買い物する姿もよく目撃されています。
今年6月には、皇居・宮殿で行われた仏・オランド大統領の宮中晩餐(ばんさん)会に、招待客として出席。
宮内庁によると、元皇族が招待される側として宮中晩餐会(ばんさんかい)に出席したのは初めてだそうです。
結婚前、紀宮さまとして1997年にフランスを公式訪問するなど、両国の国際親善に貢献してきた黒田さん。
出席者とにこやかに歓談する姿に、宮内庁関係者の間で「さすが品がおありだ」と話題になったほどです。
こんなこともありました。2012年2月。天皇陛下が心臓手術を受けるため、東大病院に入院しました。
手術中、黒田さんは病院内で皇后さまと待機するらしいと聞き、報道各社は病院前に張り込みましたが、
いくら待っても姿は見つかりません。
のちに聞いたところ、一般の患者や見舞客と同様に歩いて病院に入ったようです。
昔から報道陣の目をかいくぐるのがお上手だったそうです。
その黒田さんの臨時祭主姿。目の前を通ったのはわずか1、2分のことでしたが、
とても悠然として堂々たるご様子でした。
皇后さまが2005年10月、71歳のお誕生日に際して寄せた文書で、
「清子は、私が何か失敗したり、思いがけないことが起こってがっかりしている時に、
まずそばに来て『ドンマーイン』とのどかに言ってくれる子どもでした」と回想されていましたが、
まさにそのまま、ゆったりと構えた落ち着いたお姿でした。

2日、「遷御の儀」が行われていた同じ頃、宮内庁によると、
皇居では天皇陛下が神嘉殿の庭で伊勢神宮の方角に向かって拝礼しました。
皇后さまもお住まいの御所で、皇太子ご夫妻も東宮御所で同様に拝礼したといいます。
翌3日朝。「遷御の儀」から一夜明けた伊勢神宮の鳥居をくぐると、
新正殿に皇室からの供え物「幣帛(へいはく)」を納める「奉幣(ほうへい)」という儀式の最中でした。
多くの参拝者が訪れ、長蛇の列です。
1時間並んで石段をのぼり、真新しい正殿のさわやかな木の香りを胸に、伊勢を後にしました。
この日夜の「御神楽」という儀式では、宮内庁で音楽の演奏を担当する
「楽部」メンバーが、神のみに捧げる「秘曲」を深夜まで演奏したそうです。
(宮内庁担当 中田絢子、島康彦)
http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY201310090255.html




  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

女性セブン2012年9月20日号
今年5月、清子さんは伊勢神宮臨時祭主に就任した。
これは、神宮の祭祀に奉仕し、天皇のお心を伝えるとともに、
伊勢神宮の神職をまとめる役職で、戦後は天皇家直系の女性が務めている。
現在の祭主は、昭和天皇の四女・池田厚子さん(81才)なのだが、
ご高齢ということもあって清子さんに白羽の矢が立ったのだ。
伊勢神宮では来年、20年に1回行われる「式年遷宮」という1300年以上続く重要な行事を控えているため、
清子さんはかなり忙しい日々が続いている。
「式年遷宮に向けて、これから大きな祭りが続くため、
清子さんは東京と伊勢を行ったり来たりの生活を送られています。
東京でも、関係者との打ち合わせなどスケジュールが詰まっているようです」(宮内庁関係者)
伊勢神宮では、10月に神宮内で収穫された新米を神前にお供えする神嘗祭が行われる。
この祭りも清子さんが執り行うという。
「神嘗祭で、祭主は夜10時、深夜2時、そして昼12時の3回、
石の上に1時間半、正座をして神様と向き合わなければなりません。
また数日前から身を清めるため、食事も厳しく制限され、
それが1週間近く続くわけですから、かなり過酷な神事といえます」(伊勢神宮関係者)

黒田清子さん 伊勢神宮「臨時祭主」就任にあった母娘秘話
2012年10月25日 07:00
10月15日から17日までの3日間、三重県の伊勢神宮では、もっとも重要な祭祀とされる『神嘗祭』が行われた。
『神嘗祭』は、天皇陛下が皇居で栽培された稲の初穂をはじめ、全国の農家からの稲束が献納され、
五穀豊穣や国家の繁栄を祈るもの。今年、臨時祭主を務めたのは天皇皇后両陛下の長女・黒田清子さん。
初奉仕となった5月の『神御衣祭』以来、5カ月ぶりの祭祀出席となった。
神に夕食を供える儀式『由貴夕大御饌』、朝食を供える儀式『由貴朝大御饌』は15日夜に外宮、
16日夜は内宮でそれぞれ行われた。同様に昼に天皇陛下の勅使を迎えて、幣帛と呼ばれる白絹の布などを奉納する
『奉幣の儀』、夕方の『御神楽』も、外宮と内宮でそれぞれ営まれ、神事は3日間昼夜なく続いた。
「肉体的な疲労だけでなく、大勢の神職たちを取り仕切るお立場なのですから、
精神的な重圧もとても大きいと思います。それにもかかわらず、黒田さんはいつも凛としていらして、
所作もしっかりされています。神職たちからも”お若いのに、さすが生まれながらの皇族でいらっしゃる”
という感嘆の声もあがっているのです」(伊勢神宮関係者)
そして最終日にあたる17日、雨の降るなか清子さんが伊勢神宮の内宮での奉幣の儀を行っていたころ、
皇居の賢所では、天皇陛下と美智子さまが『神嘗祭賢所の儀』に出席されていた。
伊勢神宮の祭主は祭祀を天皇陛下の代理として執り行う役職である。
戦後、伊勢神宮の祭主は代々”天皇の娘”が努めてきた。清子さんが臨時祭主に就任したのは今年の4月のこと。
高齢の神宮祭主である天皇陛下のお姉さま・池田厚子さん(昭和天皇の四女)の補佐を務めるためだった。
「実は黒田清子さんは一度、臨時祭主就任を断られたそうです。理由はつまびらかにされてはいませんが……。
ですが、池田厚子さんが天皇陛下に”清子さんに助けていただきたい”と相談し、
そして美智子さまが清子さんを説得され、ついに就任が決定したそうです」(伊勢神宮関係者)
美智子さまの愛娘・清子さんへの信頼の強さについて、文化女子大学客員教授の渡辺みどりさんはつぎのように語る。
「祭祀は天皇家のもっとも大切な”家業”といえます。そのことを美智子さまは、繰り返し清子さんにも
お小さいころから教えられ、自らお手本も示されたのです。結婚前の清子さんも、
宮中祭祀に非常に熱心だったそうですが、まさに美智子さまの薫陶のたまものです。
清子さんが臨時祭主を立派に務めている様子を聞かれて、美智子さまも誇らしく思われていることでしょう」
http://jisin.jp/news/2559/4980/