「雅子さまのお部屋」学習院初等科貴賓室

女性セブン2011年7月14日号
皇太子妃雅子さま 学習院初等科 貴賓室9時間の謎

学習院初等科の正門から右手に進むと本館の来賓用の玄関があり、
児童はもちろん、教職員も利用しない入り口となっている。そこから2階へ上がると、
観音開きの重厚な木製の扉の部屋がある。
この扉は常時閉められており、中をうかがうことは出来ない。
その扉が醸し出す厳かな雰囲気から、子どもたちでも、ただならぬ部屋だとわかる。
そこは「貴賓室」と呼ばれる特別な部屋。

昭和15年、今上陛下が初等科に入学される際に建てられたのが現在の本館で、貴賓室もその際に作られた。
「貴賓室は、皇族方が来校された時に使用する“特別室”で、これまで運動会などの学校行事のときに、
休憩場所としてお使いになっていました」(学習院関係者)
だが最近では、この貴賓室の用途に変化が起こっている。

6月22日、雅子さまは管弦楽部の朝練のため、午前7時過ぎに愛子さまと登校。
それから授業全てが終わる午後4時近くまで、実に9時間近くもの間、初等科の校内にいた。
しかも、その大半を貴賓室で過ごしていたという。
「3年生までは、雅子さまは愛子さまの教室で授業を見学されていました。
しかし、4年生となられた4月からはほとんど授業には姿を見せられず、
貴賓室で過ごさるようになったそうです」(前出・学習院関係者)

貴賓室は20畳ほどのゆったりとした空間。
初等科内には、貴賓室とは別に応接室があるが、広さはその約3倍だという。
貴賓室は白壁と木目が調和し、シックで落ち着いた雰囲気。
「室内にはいくつかの観葉植物が飾られ、部屋の中央には応接セットが置かれていて、
テーブルを挟んでベージュの3人がけのソファが並んでいます。
あくまでも皇族方が小休止するための部屋ですから、テレビや娯楽等の機器は
置いていないということです」(前出・学習院関係者)
この貴賓室には南側に大きな窓があり、天井から床まで舞台の緞帳のようなビロードのカーテン。
そのカーテンを開けると校庭が一望に見渡せるという。
「雅子さまも窓際に立たれて、愛子さまのご様子を遠くから見守られていることでしょう」(前出・学習院関係者)
貴賓室に雅子さまがいるときには、周囲の様子で児童や教職員はすぐにわかるという。
「貴賓室の前に2人、階段の下に1人と、合わせて3人のSPが警護にあたります。
なので、“ああ、雅子さまはいま、ご在室なんだな”と認識します。
いらっしゃらないときは、せいぜいSPは1人だからです」(前出・学習院関係者)
雅子さまは長い日には9時間近くもこの部屋に滞在される。
テレビもオーディオ機器もないこの部屋で、雅子さまはいったい何をしているのだろうか?
学習院関係者や児童たちの間では、気になることのひとつだ。
「基本的には女官が一緒に貴賓室にはいって、お話し相手になったりしています。
また授業が行われている間は静かなので、読書をなさることが多いようです。
その日、東宮御所からお持ちになった洋書や、国際関係などの本をお読みになっているそうです。
ひとり静かに読書に専念されたいときは、女官に退室してもらうこともあるようです」(宮内庁関係者)
雅子さまにとって、この貴賓室は、“勉強部屋”の役割も果たしているようだ。
以前はこの貴賓室で、愛子さまと一緒にお弁当を食べていた。
「3年生の3学期から、徐々に愛子さまはみんなと一緒に給食を召し上がるようになりましたから、
雅子さまは、東宮職員が運んでくるお弁当をおひとりで召し上がられているようです」(前出・学習院関係者)
雅子さまの時間が空いているときは、貴賓室に科長、副科長、それに主管が訪れては、
学内のことや、愛子さまの現在の状況などをお話しすることも。
「初等科の保護者は、比較的頻繁に学校に行く用事があり、
その際、貴賓室の雅子さまをお訪ねする人もいるようです。
それだけではなく、雅子さまがお呼びになって、来校する保護者もいて、
雅子さまのお好きな紅茶を飲みながら歓談される日もあるみたいですよ」(前出・学習院関係者)
この貴賓室、以前は必要であれば教職員も出入りすることが出来たが、
昨年来、雅子さまが使用し始めてからは、教職員であっても近づくことすら難しくなり、
そのため、関係者のあいだでは、「東宮御所の別宅」「雅子さまのお部屋」などと呼ばれるようになっているという。