宮内庁、週刊新潮に抗議

週刊新潮(平成25年6月20日号)の記事について
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/taio-h25-0614.html
平成25年6月14日
「週刊新潮」(平成25年6月20日号)に掲載された「『雅子妃』不適格で『悠仁親王』即位への道」と題する特集記事に関し,内閣官房と宮内庁の連名で,「週刊新潮」編集部編集長に対して,厳重に抗議をするとともに,速やかに訂正記事を掲載することにより,記載のような事実がなかったことを明らかにするよう求めました。

宮内庁長官記者会見要旨(関係箇所)
平成25年6月13日(木)
(宮内庁長官)
本日発売の週刊新潮に,「『雅子妃』不適格で『悠仁親王』即位への道」との記事が
掲載されておりますことについて,一言申し上げたいと思います。
この記事では,私(宮内庁長官)から安倍総理及び菅官房長官に対し,「天皇の生前退位及び譲位」並びに
「皇位継承の辞退容認」を可能とするような皇室典範改正の要請を行ったこと,また,
そうした宮内庁の要請内容については,天皇・皇后両陛下と皇太子・秋篠宮両殿下の間では,
既に納得されていること,などが記述されておりますが,
このような事実は一切なく,この記事は全くの事実無根であります。
そもそもこの記事については,週刊新潮編集部より事前(6月10日付)に文書にて取材申請があり,
当該事実は一切ないことを文書にて明確に回答していたにも関わらず,
その回答には全く触れることもなく,このような記事がそのまま公表されたことに,強い憤りを感じます。
少しその内容について個別に申し上げますと,
最初に「ついに『雅子妃に皇后は無理』の断を下した美智子さまの憂慮」との見出しで,
「皇后陛下はすでに,周囲には『皇太子妃には将来,皇后の仕事はつとまらないでしょう』と漏らされています」
との記述が「さる宮内庁幹部」のコメントとして記載されておりますが,
皇后陛下はお誕生日会見などでもかねてより,「妃は皇太子にとり,また,私ども家族にとり,大切な人であり,
妃の快復を祈り,見守り,支えていきたい」と仰ってこれらたところであり,そのようなご発言をされることなど,
全く考えられません。
また,「さる宮内庁幹部」とありますが,私は宮内庁幹部の一人として,
もちろんそのようなご発言を耳にしたことはございません。
さらに,「皇后陛下は,『もし仮に,陛下がおられなくなって,私が一人残されたとします。
その時のことを考えると,とても不安を覚えます』と近しい人に打ち明けられている。
ご公務の引継ぎなどはもちろんのこと,はたして皇太子ご夫妻が,ご自身を適切に遇してくれるのだろうか…
その点を気に病んでおられるのです。」との記述もありますが,常に周囲をお気遣いになっている
皇后陛下のお立場を鑑みるに,そのようなご発言をされることなど,到底考えられません。
この記事の内容を皇后陛下はまだご存じないものと思いますが,仮にこの記事を実際ご覧になられれば,
大変お心をお痛めになるのではないかと思われ,とりわけ現在ご体調を崩されているところでもありますので,
非常に心配をしております。
また,次に「『皇太子即位の後の退位』で皇室典範改正を打診した宮内庁」との見出しで,
私が安倍総理及び菅官房長官に皇室典範の改正を提案したとの記述がありますが,そもそも宮内庁は,
皇室典範等が定める皇室の制度を前提に天皇皇后両陛下及び皇族方にご奉仕申し上げるのが務めであり,
制度の在り方を宮内庁から提案することなどあり得ません。
さらにこの記事の中では,その背景などについても記述されておりますが,改めまして,全くの事実無根,
荒唐無稽な話であると申し上げておきます。
次に,「『秋篠宮は即位すら辞退』が頂上会談で了解された深い事情」との見出しで,こうした宮内庁から
官邸への提案が,「すべて天皇・皇后両陛下の思し召し」であり,「すでに天皇・皇太子・秋篠宮の三者による
頂上会談でも話し合われ,納得されている」との記述がされております。
私(宮内庁長官)は,今上陛下,皇太子殿下,秋篠宮殿下のお三方によるお話し合いの場には常時
同席させていただいております。そこでのお話し合いの内容については,本来私から申し上げることは
控えるべきことと思っておりますが,この件に関してのみは,そのような内容のお話し合いはこれまで
一度も行われたことはなく,全くの事実無根であるということを申し上げておきたいと思いますし,
そもそもそのようなことを仰られること自体,あり得ないことと考えております。
以上申し上げたようなこの記事の内容について,両陛下は未だご存じないものと思いますが,
ご覧になられれば大変悲しまれるのではないかと非常に憂慮しております。
また,皇室制度や皇位継承のあり方という極めて重要な事柄について,このように憶測等に基づく,
全く事実と異なる記事を掲載することは,国民に重大な誤解を与えかねないものであり,大変遺憾に思っております。
このため,この週刊新潮の記事に対しては,内閣官房と宮内庁の連名により,文書にて厳重に抗議するとともに,
速やかに訂正記事を掲載することにより,記載のような事実がなかったことを明らかにするよう
求めることとしているところであります。
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/kunaichochokan-kaiken.html


宮内庁、週刊新潮に再び抗議
2013.6.20 22:09
宮内庁は20日、平成20年に当時の麻生太郎首相が内奏時に天皇陛下へ
旧宮家の皇籍復帰を提案したのに対し、同庁側が「陛下は良い返事をされなかった」
との虚偽の情報を流したとした週刊新潮6月27日号の記事について、
「全くの事実無根」として文書で抗議し、訂正を申し入れた。
宮内庁は今月13日にも、6月20日号の皇室典範改正に関する記事について
同誌編集部に抗議し、訂正を求めていた。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130620/imp13062022110003-n1.htm

週刊新潮記事(平成25年6月27日号)への宮内庁の見解と対応
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/kunaicho-kenkai.html
本日(平成25年6月20日)発売の週刊新潮に,「『雅子妃』不適格は暗黙の了解『千代田』の迷宮」
との記事が掲載されておりますことについて,宮内庁としての見解と対応を申し上げたいと思います。
週刊新潮については,既に平成25年6月13日発売の前号の「『雅子妃』不適格で『悠仁親王』即位への道」
との記事に対し,全くの事実無根であるとして,内閣官房と宮内庁の連名により,文書にて厳重に抗議
するとともに,速やかに訂正記事を掲載することにより,記載のような事実がなかったことを明らかに
するよう求めているところであります。
今回の記事では,前号の記事を改めて引用しつつ,新たに「官邸と宮内庁の軋轢」と題し,安倍総理の
宮内庁不信に繋がった過去の事情として,2008年の麻生政権時代に,「麻生総理が陛下への内奏の際,
旧宮家の復帰を提案したところ,陛下は良い返事をされなかった」という情報が,宮内庁から外部に
流されたこと,また,当該情報は全て嘘であり,旧皇族の復帰を望まない宮内庁が虚偽の情報を
発信したこと,などが記述されておりますが,このような事実は一切なく,全くの事実無根であります。
この記事については,週刊新潮編集部より事前(6月18日付)に文書にて取材申請があり,当該事実は
一切ないことを文書にて明確に回答していたにもかかわらず,このような記事が前号に引き続き
そのまま公表されたことに,強い憤りを感じます。
少しその内容について個別に申し上げますと,最初に「『雅子さま』想定内のキャンセルに10秒絶句
『陛下』の胸中」との見出しで,宮内庁が官邸に皇室典範の改正を要請したとの前号の内容が改めて
掲載されるとともに,「その根本にあるのは,両陛下が『雅子妃は皇后に不適格』と断を下された
という現実だ」との記述がありますが,前号の内容については,内閣官房及び宮内庁が連名で
厳重に抗議するとともに,速やかに訂正記事を掲載するよう求めているところであり,全くの事実無根で
あると改めて申し上げておきます。
また,「侍従長に問題官僚で揉める官邸と宮内庁の軋轢の根本」との見出しで,2008年の麻生政権時代に,
「麻生総理が陛下への内奏の際,旧宮家の復帰を提案したところ,陛下は良い返事をされなかった」
という情報が,宮内庁から外部に流されたこと,また,当該情報は全て嘘であり,旧皇族の復帰を望まない
宮内庁が虚偽の情報を発信したこと,などが記述されておりますが,そうした事実は一切ございません。
特に,情報の真偽を確認するくだりでは,故ェ仁親王殿下付きの宮務官から,「そもそも,その時期に
麻生総理の陛下に対する内奏は行われていない」との回答があったとの記述がありますが,
実際に確認したところでは,当該宮務官は当時そのような回答を行った事実は全く記憶にないとのことであります。
また,陛下への内奏の際のやり取りについては,外部には一切明らかにされないのが通例であり,
記録としては,陛下への内奏が行われたという事実のみしかわかりませんが,麻生総理から陛下への内奏は,
認証官任命式に伴うものなども含めれば,約1年の在任期間中に計13回ございます。
さらに,前号の記事を引用するくだりでは,「2月1日,風岡典之宮内庁長官が官邸の安倍総理を訪ね,
「女性宮家」の創設が両陛下のご意向であることを説明。さらに同日夜,両陛下が皇居に総理夫妻を招かれ,
その晩餐の席でも皇統の安定的継承の問題が話題に上った」と記述されておりますが,全くの事実無根であると
改めて申し上げておきます。
以上申し上げましたように,皇室制度や皇位継承のあり方という極めて重要な事柄について,このように
憶測等に基づく,全く事実と異なる記事を掲載することは,国民に重大な誤解を与えかねないものであり,
大変遺憾に思っております。
このため,この週刊新潮の記事に対しては,前号の記事に引き続き,宮内庁として,文書にて厳重に
抗議するとともに,速やかに訂正記事を掲載することにより,記載のような事実がなかったことを
明らかにするよう求めることとしております。

皇室ウイークリー(285)より一部抜粋
両陛下、ご宿泊先は異例の京都迎賓館 雅子さまの週刊誌報道めぐり、皇后さまがご心配に
2013.6.29
27日の風岡長官の定例会見では、週刊誌報道をめぐり、
病気療養中の皇太子妃雅子さまへの皇后さまのお気持ちが明かされた。
週刊新潮6月20日号には、「皇后さまが『皇太子妃には将来、皇后の仕事はつとまらないでしょう』
と漏らされた」などと掲載されたが、風岡長官は「皇后陛下は、皇太子妃殿下が
記事で傷ついておられるのではないかと大変心配なさっている。記事にあるようなことはなかったことを、
必要があればお伝えしたいというご意向はお持ちだとうかがっている」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130629/imp13062907000002-n3.htm