皇居保管の石碑、返還求める 中国の活動家ら

皇居保管の石碑、返還求める 中国の活動家ら
瀋陽=石田耕一郎
2014年8月11日21時13分
日本に戦後補償を求める運動を続ける中国の活動家、童増氏が率いるグループが、日本の皇室に対し、
皇居にある石碑の返還を求める書簡を送ったことがわかった。
童氏は「日中関係は悪化しているが、返還を関係改善の第一歩にして欲しい」と話している。
石碑は「鴻臚井碑(こうろせいひ)」と呼ばれ、海軍が日露戦争後の1908年、
激戦地だった遼寧省大連の旅順から皇居に運び、戦利品として明治天皇に献上した。
横3メートル、高さ1・8メートルで、唐が713年に渤海国と君臣関係を結んだことが刻まれている。
中国では石碑の返還や日中共同研究を求める動きが00年代半ばにもあった。
童氏は旧日本軍による中国人殺害を巡る損害賠償請求訴訟や尖閣諸島を巡る抗議活動にも関わっており、
今回の要求について「2カ月前に偶然、石碑の存在を知り、今月7日に書簡を送った」と話す。
宮内庁調査企画室によると、石碑は現在、「国有財産」として皇居内で保管され、一般公開はしていない。
返還要求については、「日本の外務省と連絡は取ったが、現時点でコメントはできない」としている。
(瀋陽=石田耕一郎)
http://www.asahi.com/articles/ASG8C5CYSG8CUHBI01Y.html

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