両陛下北海道ご訪問

両陛下 きょうから北海道の利尻島など訪問
2018年8月3日 4時21分
天皇皇后両陛下は、3日から3日間の日程で北海道を訪れ、利尻島などを訪問されます。
来年の天皇陛下の退位を前に、天皇皇后として各地の島を訪ねられるのは最後になる見通しです。
両陛下は、3日昼すぎに特別機で北海道入りし、車に乗り換えて北広島市にある夫婦で営む農園を訪ねられます。
この農園では、障害者と連携した野菜作りを行っていて、両陛下は、トマトなどの袋詰めの作業をご覧になります。
2日目の4日は、かねてから訪問を望んでいた北海道北部の利尻島を初めて訪問されます。
両陛下は、車で島を1周して、特産のエゾバフンウニの種苗を生産している施設を訪れるほか、
島のシンボルの利尻山を望む沼などに足を運ばれます。
そして、最終日の5日には、北海道と命名されてことしで150年になるのを記念して、
札幌市で開かれる式典に出席されます。
天皇陛下が北海道を訪ねられるのは平成23年以来7年ぶりで、両陛下での訪問は平成になって8回目になります。
天皇陛下は、おととし8月のビデオメッセージで、
「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、大切なものと感じて来ました」と述べられていて、
これまで、皇后さまとともに、全国各地の50余りの島々を訪ねられてきました。
来年4月の天皇陛下の退位を前に、両陛下が、天皇皇后として各地の島を訪ねられるのは最後になる見通しです。

【天皇陛下島々への思い】
天皇陛下は、おととしの8月8日、ビデオメッセージで象徴としての務めについてお気持ちを表す中で、
「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、大切なものと感じて来ました」と述べられていました。
お気持ちの中で天皇陛下は、自身の務めについて、「時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、
思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました」としたうえで、
象徴としての役割を果たすため国民に対する理解を深め、
常に国民とともにある自覚を育てる必要を感じてきたと述べられました。
そして、「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、
大切なものと感じて来ました」と胸の内を語られました。
そのうえで、皇后さまと行ってきたほぼ全国に及ぶ旅で、
その地域を愛し地道に支える市井の人々がいることを認識したと振り返り、
「この認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、
人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした」と述べられていました。

【両陛下島々への訪問の歴史】
天皇陛下は、これまで、皇后さまとともに、全国各地の50余りの島々を訪ねられてきました。
昭和50年には、国際海洋博覧会の開会式に出席するため、皇后さまと初めて沖縄本島を訪れ、
太平洋戦争に巻き込まれて命を落とした女学生たちの慰霊碑「ひめゆりの塔」を訪ねられました。
両陛下は、その後も戦争で亡くなった人たちや遺族に心を寄せ続け、
これまでに11回、沖縄の島々を訪問されています。
天皇陛下の即位後は、平成5年の「北海道南西沖地震」で大きな被害を受けた奥尻島や、
平成7年の「阪神・淡路大震災」で被災した兵庫県の淡路島など、
災害に見舞われた島々にも足を運んで被災者に寄り添われました。
戦後50年を翌年に控えた平成6年には、小笠原諸島を訪問されました。
太平洋戦争の激戦地となった硫黄島で戦没者を慰霊したほか、父島や母島の人たちと交流されました。
また、島根県の隠岐島をフェリーで訪れたり、人口数百人の小さな島にも足を運んだりして、人々と触れ合われました。
天皇陛下は、皇后さまとともに、即位後15年で、全国47のすべての都道府県への訪問を果たし、
去年11月の鹿児島県の屋久島や奄美群島の島々への訪問で2巡目を終えられました。
そして、ことし3月には、日本の最も西に位置し、かねてから訪問を望んでいた沖縄県の与那国島を訪ねられました。
これまでに訪問された島の数は、皇太子夫妻の時代や天皇陛下お一人での訪問も含め、54に上っています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180803/k10011561381000.html


両陛下 北海道訪問 障害者が働く農園を視察
2018年8月3日 17時47分
天皇皇后両陛下は、3日、北海道を訪れ、
北広島市で障害者と連携して野菜作りを行っている農園を視察されました。
両陛下は、3日午後1時に特別機で新千歳空港に到着し、
空港の近くで出迎えた地元のボーイスカウトなどの歓迎に笑顔で手を振ってこたえられました。
そして、車に乗り換えて初めて訪れる北広島市に移動し、
午後3時すぎ、30代の夫婦が経営する農園に到着されました。
この農園では、障害者と連携して15種類ほどの野菜を作っていて、
両陛下は、はじめに経営者の男性から障害の程度に応じた作業を担ってもらっていると説明を受けられました。
続いて、農業用ハウスの中で、障害者の男女3人が収穫したばかりの
トマトやインゲンなどを袋詰めする作業をご覧になり、天皇陛下は、にこやかな表情を浮かべて
「入れやすくするにはどうするか工夫されているんですね」と言葉をかけられました。
また、皇后さまは、「ありがとう、作業を見せていただいて」などと優しく話しかけられていました。
最後に天皇陛下が、経営者の男性に「障害者が働きやすい環境を作っていらっしゃいますね」と話されたということです。
両陛下は、3日間北海道に滞在し、4日は北部の利尻島を初めて訪れ、
特産のウニの種苗を育てている様子を視察するほか、島の自然に親しまれることになっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180803/k10011562471000.html


両陛下の車列が停車 天皇旗とポールを結ぶひもが切れる
島康彦
2018年8月3日21時58分
3日午後4時半ごろ、天皇、皇后両陛下の乗る御料車が札幌市の高速道路を走行中、
車に付けられた天皇旗とポールを結ぶひもが切れる事案があった。
御料車を含む車列が2分ほど停車し、予備の天皇旗に交換した。
このように車列が止まることは珍しいという。
宮内庁によると、天皇旗はポールに2本のひもで付けられていたが、上のひもが切れた。
摩擦で切れた可能性があるという。(島康彦)
https://www.asahi.com/articles/ASL8363TFL83UTIL03P.html

両陛下が利尻島を初訪問 在位中最後の離島訪問の見通し
島康彦
2018年8月4日12時59分
北海道を訪問中の天皇、皇后両陛下は4日、特別機で利尻島を初めて訪れた。
天皇陛下は島々への訪問を大切にしており、今回で55島目となる。
来年4月末に退位を控え、最後の離島訪問となる見通し。
利尻島は日本最北の百名山・利尻山(標高1721メートル)を抱える周囲約60キロの島だ。
2011年に訪問が計画されたが、東日本大震災で取りやめになっていた。
両陛下は利尻空港に到着後、ウニの養殖を手がける「ウニ種苗生産センター」を訪れ、
作業の様子を見て回った。(島康彦)
https://www.asahi.com/articles/ASL823C9GL82UTIL00H.html

両陛下 北海道利尻島を初めて訪問
2018年8月4日 17時22分
3日から北海道を訪れている天皇皇后両陛下は、4日、北部にある利尻島を初めて訪問されました。
両陛下は、昼前に特別機で利尻空港に到着し、出迎えた住民や子どもたちの歓迎に笑顔で手を振って応えられました。
利尻島は、両陛下がかねてから訪問を望まれていた島の一つで、
平成23年にも訪問が計画されましたが、東日本大震災の発生で見送られていました。
両陛下は、はじめに、特産のエゾバフンウニの種苗を生産している利尻町の施設を訪ねられました。
町では、2センチほどの大きさに育てたおよそ400万個のウニを、毎年、海に放流していて、
両陛下は、水槽の中でウニに餌となる昆布を与えて育てている様子などをご覧になりました。
このあと、ウニ漁に携わる漁業者に言葉をかけられ、天皇陛下は、
施設ができて水揚げが安定したと聞くと「それはよろしかったですね」と笑顔で話されていました。
続いて両陛下は、島のシンボルで日本百名山の一つ利尻山を望むことができる
島最大の沼「オタトマリ沼」に足を運ばれました。
そして、沼のほとりの桟橋から、雄大な山の姿や沼に飛来したウミネコなどをじっくりと眺められました。
両陛下は、車で島を1周し南東部にある二石海岸にも立ち寄って草花を眺めながら海岸沿いの散策も楽しまれました。
そして、夕方、空港に戻って島をあとにする際には、見送る住民たちを振り返って名残惜しそうに手を振られていました。
両陛下は、5日は、北海道と命名されてことしで150年になるのを記念して札幌市で開かれる式典に出席されます。

漁業者「本当にありがたい」
天皇陛下から言葉をかけられた、ウニ漁に50年以上携わっているという67歳の男性は
「施設ができてから安定してウニがとれるようになったとお話ししたところ、
『よかったですね』と喜んでくださり、本当にうれしく思いました。
『体に気をつけて頑張ってください』という言葉もいただき、本当にありがたいです」と話していました。
皇后さまから言葉をかけられた、利尻昆布の養殖に取り組む44歳の女性は
「皇后さまに朝の3時から昆布を干していると伝えると、
『それは大変ですね、お体に気をつけてください』と言葉をかけていただき、頑張りたいと思いました。
離れている島にまでわざわざ来ていただいたのはありがたいことで、
ウニ漁などを知っていただけたのもうれしいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180804/k10011563491000.html

2018.8.4 20:30
両陛下、利尻島に初ご訪問 最後の離島か
北海道に滞在している天皇、皇后両陛下は4日、日帰りで北部の離島・利尻島を初めて訪問された。
平成23年にも隣の礼文(れぶん)島とともに訪問が検討されたが、
東日本大震災で見送られたため、今回立ち寄ることを強く希望されていた。
天皇陛下は譲位の意向を示した28年8月のメッセージで、象徴天皇として「島々への旅」を大切にしてきたとご言及。
昨年以降も鹿児島、沖縄両県の島に足を運び、離島に心を寄せる姿勢を貫かれてきた。
陛下の離島ご訪問は55島目で来年4月末の譲位を控え、最後となる可能性が高い。
この日は丘珠(おかだま)空港と利尻空港を特別機で往復。
両陛下は往路の機内で窓から礼文島や利尻島を眺め、会話を弾まされた。
島では視察を繰り返しながら、車で約60キロ走行し周遊された。
島特産のウニの種苗を養殖する施設では、餌となるコンブについた小さなウニなどをご見学。
陛下は「温暖化の問題がありますが、こちらは?」と漁業関係者を気遣われた。昼食時には生ウニの丼などを召し上がった。
景勝地のオタトマリ沼では、ほとりの桟橋に立ち、雄大な利尻富士の景観やウミネコが飛来する様子などを楽しまれた。
http://www.sankei.com/life/news/180804/lif1808040021-n1.html

両陛下 北海道命名150年記念式典に出席
2018年8月5日 11時42分
北海道を訪れている天皇皇后両陛下は5日、札幌市で、
北海道と命名されてことしで150年になるのを記念する式典に臨まれました。
この式典は、かつての「えぞ地」が明治2年に「北海道」と命名されてからことしで150年になるのを記念して、
道などでつくる実行委員会が開いたもので、およそ3000人の関係者などとともに両陛下も出席されました。
はじめに北海道の高橋知事が「北海道命名150年を未来への新たなスタートとして、
アイヌの方々の自然に対する畏敬の念や共生の思いを大切にしながら、
活力に満ちた多様性のある社会の実現に向けて、確かな歩みを進めていくことを決意します」とあいさつしました。
続いて、アイヌ民族の古式舞踊や北海道南部の江差町に伝わる民謡の「江差追分」など、
北海道の伝統芸能が次々と披露されました。
両陛下は、北海道の歴史や文化に関心を持ち、これまでも折に触れて伝統芸能などを鑑賞していて、
5日も一つ一つの演目にさかんに拍手を送られていました。
両陛下は5日午後、3日間の北海道訪問を終えて東京に戻られます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180805/k10011564151000.html

2018.8.5 22:03
両陛下、北海道からご帰京 150年式典ご臨席
北海道を訪れていた天皇、皇后両陛下は5日、札幌市で「北海道150年記念式典」に臨席するなどし、帰京された。
同式典ではアイヌ民族や道内の伝統芸能を鑑賞し、笑顔で拍手を送られた。
式典会場には、むかわ町で全身骨格が見つかった草食のハドロサウルス科恐竜の化石の一部が展示されており、
天皇陛下は化石に触れながら「全身が見つかるのは珍しいのでしょうね」と関心を示されていた。 
http://www.sankei.com/life/news/180805/lif1808050031-n1.html


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奥尻島天皇皇后両陛下行幸啓秋篠宮同紀両殿下お成り
2000/3/21(写真集)奥尻町発行
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