「平成」を生きる女性皇族の素顔

2018/5/7
文春オンライン
「週刊文春」編集部
眞子さま、佳子さま、愛子さま それぞれのファッション事情
「平成」を生きる女性皇族の素顔――皇室担当記者座談会 #1


ご婚約が内定した秋篠宮家の長女・眞子さま。
ご婚約会見では、「お互いをファーストネームで呼び合っている」など、
お相手の小室圭さんとの仲睦まじい様子が語られた。
そして成年皇族になられ、ますます一挙手一投足に注目が集まる佳子さまと、
高校生になって女性らしさに磨きがかかる愛子さま。
若きプリンセスたちと、昭和世代の女性皇族たちの、ファッションから見える「皇室」とは。

◆◆◆

記者A 眞子さまと小室さんのご結婚への姿勢は、ご両親である秋篠宮ご夫妻のご結婚当時を思い出します。

デスクB 秋篠宮さまは紀子さまの「初恋」のお相手でした。
ご婚約会見で、紀子さまが「礼宮(あやのみや)さま(現在の秋篠宮)が初恋の人ですか?」と記者に質問され、
「申し上げてよろしゅうございますか」と横にいる秋篠宮さまを見つめ、
「はい、そうでございます」と答えられるという名場面もありました。


記者C 眞子さまは、ご婚約会見時にお召しになっていたミントグリーンもよくお似合いでしたが、
寒色がお似合いですね。
佳子さまは逆に、ピンクやうすい黄色など、暖色がお似合いです。

記者A 佳子さまが初めて出席された、2015年6月にフィリピンのアキノ大統領を迎えた宮中晩餐会での
ピンクのドレスは、清楚でとてもよくお似合いでした。
2016年11月のシンガポールのトニー・タン大統領と夫人を迎えての宮中晩餐会でお召しになっていた黄色のドレスも、
佳子さまの魅力を存分にアピールするものでした。

記者C 学生時代の眞子さまは、おしゃれというよりは真面目なタイプ。
ICUご卒業後、イギリスのレスター大大学院に留学されましたが、
2015年9月に帰国された時、急にお綺麗になられたのが印象的でした。

デスクB ご帰国時、アイラインを濃い目に引かれていたのは衝撃でしたよね。
ストレートのロングヘアで前髪をパツッと切りそろえ、
とてもおしゃれになられたな、と。

記者A 小室さんからのプロポーズを承諾し、ご結婚に向けて交際が順調に進んでいた頃だったわけです。

記者C 女性らしさが増したというか。学生時代の眞子さまは、周りに比べても地味なファッションでした。
トレーナーとギャザースカートにフリンジ付きのUGG(アグ)のブーツを合わせるなど、
カジュアルなファッションが多かった。

記者A 佳子さまも私服ではアメカジブランドがお気に入りのようです。
「リトリート」(ICUの新1年生が参加する1泊2日の合宿)で着ていらしたタンクトップは
アメリカンイーグルのものでした。
アバクロンビー&フィッチもお好きなブランドのようです(2015年10月8日号)。

意外と庶民的な佳子さまスタイル
記者C 眞子さまと佳子さまは、以前は休日にお2人で洋服の買い物に出かけられることもありました。
2013年の悠仁さまのお誕生日に際して公開されたご姉弟のお写真で佳子さまがお履きになっていたスニーカーも、
店舗へ買いに行かれたのではないでしょうか。

記者A あのスニーカーは、佳子さま効果で注文が殺到したんでしたよね。
新宿の『ルミネエスト』に店舗がある『ダブルネーム』と、
イギリスの『アドミラル』というスポーツブランドがコラボしてつくった限定品で、
あまりの人気に再販されたのですが、
あっという間に店頭在庫がなくなるフィーバーぶりでした。

記者C お値段も7800円と庶民的な価格。あの時、眞子さまが着ていらっしゃったシャツも
『ダブルネーム』のもので、やはりそんなに高額ではなかった。

記者A お財布などの小物も、イマドキの女子大生に人気のブランド品をお持ちですよね。

記者C 佳子さまが白いミュウミュウの長財布をお持ちになっているのを見たことがあります。
白は日本未発売の商品のようでしたから、
海外のネット通販でお買いになったか、どなたかが海外に行かれた際にお土産にもらったか……。

デスクB 皇族方もネットを活用される時代。昭和の時代とは、買い物事情もまるで変わりました。

記者C 通販サイトなども利用されているようですね。

デスクB 佳子さまは学習院女子高等科在学中も、ごくイマドキの女子高生ライフを満喫されていました。
女子高等科のセーラー服は、基本的に膝下までの長めのスカート、
短めのソックスという恰好を地味に着こなす生徒が多い中で、
佳子さまは膝上15センチはある短いスカートにハイソックスと、垢抜けた恰好で目立っていらっしゃいました。
眉毛も細く整えられ、髪の毛の先をクルンと巻いたりして、
かなりのオシャレさんだと言われていました(2011年12月8日号)。

佳子さまは、愛子さまのオシャレのお手本
記者C 佳子さまは、愛子さまのオシャレのお手本でもあると思います。
折にふれて、佳子さまから愛子さまへ、お洋服や髪型などについて
ちょっとしたアドバイスをなさっているのではないでしょうか。

デスクB 愛子さまから見ると、少し年が上の眞子さまよりも、
年の近い佳子さまの方が話しやすいというのもあるのでしょうが、
お好みも似ていらっしゃるのかも。

記者A 愛子さまは、高校生にも人気のブランド、ケイト・スペードのピンク色の2つ折り財布をお持ちなのですが、
これも佳子さまのアドバイスによるものかもしれませんね。

記者C 2015年、御料牧場(栃木県)でのご静養に向かわれた時の愛子さまの髪型も、
佳子さまのスタイルによく似ていました。
前髪を残し、両サイドを編み込んでいらして、とてもお似合いでした。

記者A 高校時代から佳子さまがお気に入りだった髪型ですね。
歌手のテイラー・スウィフトやパリス・ヒルトンらハリウッドセレブがよくしていた「編み込みスタイル」で、
佳子さまは2012年の悠仁さまのお誕生日に際して公開されたお写真などでも
この髪型をなさっていました(2013年4月4日号)。

記者C ICUご入学のときは佳子さまの「おフェロメイク」が話題になりました。
白のアイライナーでインラインをひく高等テクで、
カラコンもされていたようです。その2年前の学習院大ご入学の時とは違い、
ロングヘアをカールさせた巻き髪も大人びた佇まいでした。

記者A 紀子さまは佳子さまの髪型や服装、門限などについてしばしばお小言をおっしゃっていたといいます。

デスクB 佳子さまの「うるさい!事件」は大きな波紋を呼びました(2015年5月28日号)。

記者A 佳子さまの私生活の振る舞いを巡って、紀子さまが細かいことまで厳しくおっしゃるのに対し、
佳子さまが「うるさい!」と返されることもあったようです。
華美な恰好をなさらない眞子さまに対しても、色々とおっしゃるので、
眞子さまは時折「馬鹿馬鹿しい」と洩らされていたそうです。

http://bunshun.jp/articles/-/6857



雅子さまと愛子さま 母娘「コラボ」ファッションの理由とは
「平成」を生きる女性皇族の素顔――皇室担当記者座談会 #2

眞子さまファッションの大人事情
記者C 眞子さまは、公務で「ミセス」層に人気のあるブランドの服もお召しになりますよね。
落ち着いたシックな洋服がお好みというのもあるのでしょうが、眞子さまは骨格がしっかりしていらっしゃるので、
肩や腕まわりにゆとりのあるデザインの方が、体型が綺麗に見えるのかもしれません。

記者A 私服で肌の露出が多いファッションを好まれる佳子さまとは対象的ですね。

記者C 眞子さまのファッション傾向は、紀子さまの影響が大きいと思います。
ブータンを訪問された時、主婦向け通販サイトで売っているようなコンフォートシューズを履かれていたんです。
しかも色は落ち着いたベージュ。
佳子さまならこういう時、フラットシューズをお履きになるだろうなと、ご姉妹の違いを感じました。

記者A 佳子さまが2014年12月29日のお誕生日に披露されたミキモト製のティアラと勲章、
ローブデコルテ姿は圧巻でした。

記者C 正装の際に着用するティアラを、指名競争入札ではなく、
コンペ方式でデザインなどを含めて審査する方法が初めて導入されました。
学識経験者と宮内庁がデザインや実績、技術などを審査した結果、ミキモトの評価が高かったそうで、
佳子さまご本人が選ばれたわけではないといいますが……。

記者A コンペ方式でティアラを選ぶというのは、直接関わっていらっしゃらないとしても、
佳子さまが「皇室ファッション」に与えた影響はとても大きいと思います。実際、佳子さま報道の過熱ぶりは、
美智子さまご成婚時の「ミッチー・ブーム」以来ではないかといわれています。

デスクB お顔立ちだと眞子さまは秋篠宮さま、佳子さまは紀子さまに似ていらっしゃいますが、
ご性格は眞子さまと紀子さま、佳子さまと秋篠宮さまがそっくりだと思うんです。
もともと眞子さまは“お父さん子”でした。全国各地で開かれる生き物文化誌学会の例会などへ
「眞子も一緒に」とお連れになったり、父娘2人でマダガスカルなどの海外へも旅されました(2017年7月13日号)。

記者C 紀子さまの子育てを拝見していると、“天皇陛下の初孫”というお立場の眞子さまを、
とりわけ厳しくお育てになったのでは、と思うことが多いです。

デスクB 学習院関係者からは、長女の眞子さまを厳しく育てられたのに比べ、
佳子さまはのびのびとお育てになったのでは、という意見をよく聞きますね。
眞子さまは初等科の頃、他の保護者の前で「ごきげんよう、でしょう!」と注意されていたのに、
佳子さまは走り回っても注意されなかったそうです(2015年5月28日号)。

記者A 近年のご家族のお写真を拝見していても、佳子さまはいつもトレンドを意識されたファッションで、
眞子さまはトラッドなスタイルが多いですね。

記者C 紀子さまは、例えばご自分用にお作りになったお着物を
「娘に残したい」ということでお直しをされることもあるそうです。

記者A 眞子さまを拝見すると、黒田清子さん(元・紀宮さま)を思い出します。
清子さんも薄化粧で、服装も華美ではないものがお好みのようですよね。
美智子さまはいつもステキな洋服を着ていらっしゃるので、お若い頃の紀宮さまも、
もっとかわいらしい服をお召しになればいいのに、と思っていました。

デスクB しかし、内親王としてあるべきお姿を、たえずお考えになって行動されていたようにも思いますね。

記者C オーラも違いますね。今は民間人として生活している清子さんは、
スーパーなどにいても、周囲がすぐに気づくそうです。
眞子さまもICUご在学中、目立たない恰好をされているのに、すぐにどこにいらっしゃるか、見つけられました。
逆に「美しすぎる」内親王といわれた佳子さまは、
「今すごく綺麗な子が通ったな」と思って見返したら佳子さまだった、と後から気がつくことも。

記者A そういう意味では、やはりダントツにオーラがあるのは愛子さまです。
人混みでも遠目に見ても、愛子さまはすぐに分かります。
さすがは東宮家のプリンセス、という風格がおありです。

服装にあらわれる それぞれのお心
デスクB 現在病気療養中の雅子さまは、ご結婚当時、
ハイブランドの既製服をお召しになったことでバッシングを受けた時期もありましたね。
記者A 雅子さまは背が高くて手足が長いので、海外ハイブランドの洋服がとてもよくお似合いでした。
新しく洋服をお作りになるのを遠慮されて、独身時代からお手持ちの洋服をお召しになられたのかもしれませんが、
従来の「皇室ファッション」とあまりにかけはなれていたので、驚いた国民も多かったのではないでしょうか。

記者C お顔立ちが華やかなので、雅子さまははっきりした色がお似合いですよね。
一方、紀子さまはどちらかというと淡い色がお似合いで、
美智子さまをお手本に「皇室ファッション」の王道を行くお召し物をお選びになっている印象があります。

記者A 皇族方は、目的なく洋服を新調されません。
雅子さまと比べて、美智子さまや紀子さまの洋服が話題になるのは、お出ましの機会が多いので、
私たちが報道などを通じて目にする回数がそれだけたくさんある、という理由もあります。

記者C 雅子さまは公務やご参拝へいらっしゃれるかどうか、直前まではっきりしない時期が長く続きました。
ご体調を考慮されて、直前までお悩みになるせいか、ドレスを新調される機会も少なかったようです。

デスクB 皇太子妃でいらっしゃるのだから、着ても着なくても新調してしまえばいいという考え方もあるでしょうが、
「着ないかもしれないのに新調するのは申し訳ない」と遠慮されてしまうのでしょうか。
逆に、そんな風に遠慮なさらないご性格だったら、ご回復にこれほど時間がかかることもなかったかもしれません。

記者C 雅子さまは、もともとファッションセンスのいい方なんですよね。
愛子さまが初等科の頃、臨海学校(静岡県沼津市)の遠泳行事を雅子さまが参観されて、
愛子さまの泳がれる姿を見守られたことがありました。
ゆったりとしたシャツに、ワイドパンツをあわせ、
ぺたんこのエスパドリーユをお履きになってサングラスをかけられたお姿は、
外国の避暑地で見るハリウッドセレブのように素敵でした。

記者A 最近では、キャロライン・ケネディ元駐日米国大使のジュエリーと同じものを
雅子さまが身につけられたこともありました。

記者C 「SIRI SIRI」(シリシリ)というブランドのガラス製ネックレスで、
公式のオンラインストアにも「皇太子妃雅子様、
キャロライン・ケネディ元駐日米国大使もお召しになられたジュエリーです」と紹介されていました。

デスクB 日本のガラス職人の伝統的技術が活かされた作品なんですよね。
美智子さまが洋装に和の伝統技法を積極的に取り入れられているのと同じようなお心遣いなのでしょうか。

記者C 最近ようやく、雅子さまもアクセサリーにこだわられたり、洋服を新調されたりするようになりました。
だんだんとお気持ちが洋服にも向くようになったのでしょうか。

記者A 洋服にはお気持ちが現れますよね。
一時期、雅子さまと愛子さまが母娘でお揃いのような服ばかりお召しになっていると指摘されたことがありましたが、
愛娘とお揃いを着ることで、お気持ちを上向きに保たれていたのかもしれませんね。
最近では、皇太子ご一家で洋服の色合いをあわせていらっしゃるときもあり、
ご家族でコミュケーションをとられているご様子がうかがえます。

http://bunshun.jp/articles/-/6861